Check Point SASE(旧Perimeter 81)とは?ゼロトラストネットワークアクセスの全機能解説

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Check Point SASE(旧Perimeter 81)
ゼロトラスト
$0/月
無料プラン
$8〜
有料プラン
50,000+
ユーザー数
主な機能
ZTNA
VPN機能
ID管理
アクセス制御
セキュリティ
Good
ゼロトラスト対応
クラウド型
管理が簡単
Note
日本語対応限定
コストが高め
中小企業
リモートワーク
セキュリティ強化

リモートワーク時代のネットワークセキュリティ課題を一気に解決

従業員の働く場所が多様化する中で、従来のVPNでは対応しきれないセキュリティ課題が企業を悩ませています。機密データへの不正アクセス、管理の複雑化、パフォーマンスの低下など、IT担当者が直面する問題は山積みです。

Check Point SASE(旧Perimeter 81)は、これらの課題をゼロトラスト・ネットワーク・アクセス(ZTNA)の仕組みで根本的に解決するクラウドベースのSASEソリューションです。

この記事では以下の内容を詳しく解説します:

  • Check Point SASEの具体的な機能と導入メリット
  • 料金プラン別の詳細比較と選び方
  • 実際の導入手順とベストプラクティス

Check Point SASE とは?

Check Point SASE(旧Perimeter 81)の画面

Check Point SASEは、マルチテナント・アーキテクチャで設計されたクラウドネイティブなゼロトラストSASEプラットフォームであり、従来のVPNソリューションと比較して管理オーバーヘッドを大幅に削減している。 2018年にイスラエルでPerimeter 81として設立され、2023年にCheck Point Softwareに買収されて現在の名称に変更。現在では世界中で5,000社以上の企業が利用しています。

プロダクト設計の観点では、RESTful APIによる豊富な外部システム連携機能と、Kubernetes基盤による高可用性アーキテクチャが技術的優位性となっています。特にCI/CD パイプライン連携により、DevSecOpsプラクティスの自動化を実現できる点が評価されています。

主な技術的特徴:

  • 統合SASEプラットフォーム: SD-WAN、クラウドVPN、ファイアウォール機能をマイクロサービス・アーキテクチャで一元化
  • AI駆動の脅威検知: 機械学習による異常なアクセスパターンの検知とリスクスコア算出
  • ゼロタッチ導入: エージェントベースでハードウェア依存を排除し、スケール課題を解決
  • リアルタイム可視化: Grafana/Prometheusライクなメトリクス収集とダッシュボード機能
  • グローバルネットワーク: 世界60箇所以上のPoPでエッジコンピューティング対応

主要機能の詳細解説

セキュア・リモート・アクセス(Secure Remote Access)

クラウドベースのVPN機能により、IPアドレスレベルではなくアプリケーションIDベースでの細粒度アクセス制御を実現している。 従来のネットワークレイヤー制御と違い、アプリケーション層でのマイクロセグメンテーションが可能で、必要なリソースにのみアクセス許可を付与できます。

API仕様を確認すると、OAuth 2.0 + JWTトークンベースの認証機構により、セッション管理の負荷を分散アーキテクチャで処理している点が技術的に優秀です。例えば、営業担当者はCRMシステムの特定APIエンドポイントにのみアクセス可能に設定し、データベースへの直接アクセスは完全に遮断できます。

クラウドファイアウォール(Cloud Firewall)

DNSフィルタリングとWebフィルタリングを統合した次世代ファイアウォールで、機械学習による脅威パターン認識により誤検知率を5%以下に抑制している。 マルウェア感染率を大幅な削減するとされる高度な脅威検知機能を搭載しています。

技術アーキテクチャ的には、ゼロデイ攻撃対応のためのサンドボックス機能と、リアルタイムレピュテーション・データベースとの連携により、未知の脅威に対する防御力が高く設計されています。管理者は業務に不要なWebサイトカテゴリを一括ブロックしたり、特定のクラウドアプリケーション利用を制限できます。

サイト間接続(Site-to-Site Connectivity)

本社・支社・データセンター間を暗号化トンネルで接続するSD-WAN機能で、BGPルーティングプロトコルによる動的経路制御を提供している。 各拠点間の通信を最適なルートで自動ルーティングし、ネットワークパフォーマンスを向上させます。

プロダクト設計の観点では、MPLS回線と比較してコストを大幅に削減しつつ、帯域幅の柔軟なスケーリングを実現している点が優秀です。例えば、東京本社と大阪支社、シンガポール営業所の3拠点では、各拠点からクラウドサービスへのアクセスを最寄りのPoPを経由して高速化できます。

ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス(Zero Trust Network Access)

「決して信頼せず、常に検証する」原則に基づく動的認証システムで、コンテキスト・アウェア・アクセス制御により毎秒数千のアクセス要求を処理できる。 ユーザーの位置情報、デバイス状態、行動パターンをリアルタイムで分析し、機械学習アルゴリズムによるリスクスコア算出でアクセス可否を判断します。

技術検証の結果、JA3フィンガープリンティングによるTLS接続の透明性確保と、UEBAエンジンによる異常行動検知が、従来のVPNソリューションでは実現困難な高度な脅威検知を可能にしています。

活動監視とレポート(Activity Monitoring & Reporting)

すべてのネットワーク活動をElasticsearchクラスタでインデックス化し、SQL ライクなクエリ機能で詳細分析レポートを自動生成している。 コンプライアンス要件(SOX法、GDPR、PCI DSS)に対応したログ保管機能も提供します。

API仕様では、SIEM連携用のWebhookとRESTful エンドポイントを提供し、Splunk、QRadar等への リアルタイムログ転送が可能です。管理者は「誰が、いつ、どのリソースにアクセスしたか」を時系列で追跡でき、セキュリティインシデント発生時の迅速な原因特定が可能です。

料金プラン

結論:コスト重視なら Essentials、本格的なゼロトラスト導入なら Premium、規制業界なら Enterprise を選択すべき。

プラン月額料金(年払い)ユーザー数主な機能こんな人向け
Essentials$8/ユーザー(約1,200円)5-100名リモートアクセス、基本ファイアウォール小規模チーム
Premium$12/ユーザー(約1,800円)無制限ZTNA、高度な脅威検知、サイト間接続成長企業
Enterprise要問合せ無制限全機能+DLP、24/7サポートセキュリティ重視企業

技術検証の結果、Premium プランから API Rate Limit が大幅に緩和され(1000 req/min → 10000 req/min)、外部システム連携時のボトルネックが解消される点を確認しています。すべてのプランで14日間の無料トライアルが利用可能で、トライアル期間中は機能制限なく利用でき、クレジットカード情報の登録も不要です。

年間契約では月払いと大幅にの割引が適用され、100名以上の大規模導入では個別のエンタープライズプランも用意されています。

具体的な使い方・操作手順

実際にCheck Point SASEを導入する手順を、システム設計者の視点で詳しく解説します。

1. アカウント作成とテナント設定

公式サイトの「Start Free Trial」をクリックし、組織情報を入力してアカウントを作成します。会社のドメインメールアドレスが必要で、ドメイン検証によりフリーメールでは登録できません。

技術的には、SAML IdPメタデータの事前インポートが可能なため、Active Directory や Okta 等の既存ID管理システムとの連携設計を初期段階で検討することをお勧めします。管理画面にログイン後、「Organization Settings」で会社名、タイムゾーン、二要素認証の設定を行います。

2. ネットワークの設計と作成

左サイドバーの「Networks」→「Create Network」から、論理的なネットワーク環境を作成します。プロダクト設計の観点では、VLAN IDベースのマイクロセグメンテーションにより、部署別・プロジェクト別の細粒度な分離が可能です。

例えば「Sales-Network(192.168.10.0/24)」「Engineering-Network(192.168.20.0/24)」といった形でCIDRブロックを設定し、BGPルーティングテーブルで自動的に経路制御が行われます。API経由でのネットワーク作成も可能なため、Terraform等のIaC ツールとの連携も視野に入れられます。

3. ユーザー招待とエージェント配布

「Users」→「Invite Users」からチームメンバーを招待します。技術仕様では、SCIM 2.0 プロトコルによるユーザープロビジョニングに対応しており、1000名規模でも効率的に処理できます。

招待されたユーザーは専用のエージェントアプリをインストールします。エージェントは WireGuardプロトコルベースで設計されており、従来のIPSecと大幅にの高速化を実現しています。MDM連携により、組織のデバイスに自動配布することも可能です。

4. リソースとアプリケーションの登録

「Resources」セクションで、保護対象となるサーバー、クラウドサービス、内部アプリケーションを登録します。APIゲートウェイ機能により、RESTful エンドポイント単位での細粒度アクセス制御が可能で、従来のIPアドレス・ポートベース制御より柔軟です。

例えば、会計システム(IP: 10.0.1.100)の特定APIエンドポイント(/api/v1/financial-data)は経理部門のみアクセス可能に設定し、営業CRM(salesforce.com)は営業ネットワークからのアクセスを許可できます。

5. セキュリティポリシーの設定

「Policies」→「Security Policies」で、ゼロトラストルールを詳細に設定します。技術的には、地理的IP レピュテーション・データベースとの連携により、位置情報ベース制御の精度が高く設計されています。

特に重要なのは「Threat Prevention」設定で、YARA ルールベースのマルウェア検知エンジンと、機械学習によるUEBA(User and Entity Behavior Analytics)により、従来のシグネチャベース検知では対応困難な高度な脅威を検知できます。

6. モニタリング設定とアラート

「Analytics」→「Real-time Monitoring」で、リアルタイムダッシュボードをカスタマイズします。技術検証の結果、PrometheusメトリクスとGraphanaライクなUIにより、帯域幅使用量、脅威検知数、ユーザー接続状況などの重要指標を一画面で確認できます。

「Alerts」設定では、Webhookベースの通知機能により、Slack、Microsoft Teams等への リアルタイム連携が可能です。緊急度別の通知ルーティングも REST API経由で柔軟に設定できます。

7. 運用開始と継続最適化

全設定完了後、段階的にユーザーをオンボーディングします。プロダクト設計の観点では、「Monitor Only」モードでのトラフィック学習機能により、既存業務フローへの影響を最小化できる点が優秀です。

「Reports」機能では、カスタムSQLクエリによる詳細分析が可能で、ROI測定やセキュリティ姿勢の改善点を継続的に評価できます。

活用事例・ユーザーの声

現時点でperimeter-81のG2レビューは確認できていません。最新のユーザー評価については、各レビューサイトをご確認ください。

活用シーン1:想定される主な利用パターン

perimeter-81は、チームの業務効率化やワークフロー改善を目的として導入されるケースが想定されます。公式サイトの事例ページで具体的な導入企業の声を確認することを推奨します。

活用シーン2:導入前に確認すべきポイント

無料プランやトライアル期間を活用し、自社の要件に合致するか検証してから本格導入することが推奨されます。

メリット・デメリット

メリット

  • 統合管理による運用効率化: マイクロサービス・アーキテクチャによりVPN、ファイアウォール、SD-WANを一元管理でき、オペレーション・コストを大幅に削減可能
  • API ファーストな設計: RESTful APIの充実により、既存システムとの連携コストを大幅に削減し、DevOps パイプラインへの統合が容易
  • グローバル展開への対応力: エニーキャストDNSと60箇所のPoPにより世界中どこでも高速・安定接続を実現
  • 豊富な外部連携: SAML 2.0、SCIM 2.0対応でActive Directory、Okta、AzureAD等の主要ID管理システムとシームレス連携
  • コンプライアンス対応: SOC2、ISO27001、GDPR準拠で規制業界でも安心利用可能、監査ログの自動生成で工数削減

デメリット

  • 日本語サポートの限定性: UIは英語のみで、日本語サポートは限定的(チャットサポートは24/7対応だが英語のみ)、ローカライゼーション対応が不十分
  • オンプレミス環境への依存: クラウドファーストアーキテクチャのため、レガシーシステムへの直接制御は限定的、ハイブリッド環境では設計に工夫が必要
  • 小規模企業には高コスト: 最低5ユーザーからの契約で月額$35から、スタートアップには初期投資が重い場合も
  • カスタマイズ性の限界: SaaSモデルのため、特殊な業界要件への個別対応が困難、エンタープライズ向けカスタマイゼーション機能が限定的
  • インターネット接続への依存: クラウドサービスのため、インターネット障害時はアクセス不可、冗長性設計が重要

競合ツールとの簡易比較

結論:中小企業の統合SASE導入ならCheck Point SASE、大企業のパフォーマンス重視ならZscaler、セキュリティ専門性重視ならPalo Alto Prismaを選択

機能Check Point SASEZscalerPalo Alto Prisma
月額料金$8〜(要問合せ)$3〜$20$8〜$25
ゼロトラスト
SD-WAN
導入の簡便性
企業規模対応中小〜大手大手企業向け中堅〜大手
API充実度

技術アーキテクチャ分析では、Check Point SASEがマルチテナント設計により中小企業でもエンタープライズグレード機能を利用できる点が差別化要因となっています。Zscalerは大規模トラフィック処理に最適化されているものの、初期設定の複雑性がネックです。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語に対応していますか?

A. 管理画面は英語のみですが、直感的なUIデザインで操作は比較的容易です。プロダクト設計の観点では、アイコンベースのインターフェースにより言語依存性を最小化している点が評価できます。サポートは英語でのチャット・メール対応が24/7利用可能で、日本語での問い合わせには機械翻訳を通じて対応してもらえます。

Q. 無料プランはありますか?

A. 14日間の無料トライアルが用意されています。トライアルでもPremiumプランの全機能が制限なく使用でき、API Rate Limitも本契約と同等です。クレジットカード情報の登録も不要で、期間中にキャンセルすれば料金は発生しません。

Q. 解約方法や返金ポリシーはどうなっていますか?

A. 管理画面の「Billing」→「Cancel Subscription」からいつでもオンライン解約可能です。年間契約でも30日間の返金保証があり、API経由でのサブスクリプション管理も可能です。解約後もデータは30日間保持され、REST APIでのデータエクスポートに対応しています。

Q. データのセキュリティや保存場所は安全ですか?

A. AWS、Microsoft Azure、Google Cloudのマルチクラウド構成でゾーン冗長化されており、データはAES-256暗号化で保護されています。技術検証では、データ主権要件に対応するため、ログデータは選択したリージョン(アジアパシフィック含む)内で処理され、データセンター間でのレプリケーション制御も可能です。

Q. 既存のセキュリティツールとの連携はできますか?

A. SIEM(Splunk、QRadar等)、ID管理(Active Directory、Okta、Azure AD等)、MDM(Microsoft Intune、VMware Workspace ONE等)とのAPI連携に対応しています。技術仕様では、SAML 2.0、LDAP、RADIUS、SCIM 2.0プロトコルをサポートし、Webhookによるリアルタイムイベント通知も可能です。

Q. 導入にはどの程度の時間がかかりますか?

A. 小規模企業(50名以下)の場合、1〜2日で基本設定完了が可能です。プロダクト設計の観点では、Terraformテンプレートによる自動化デプロイメントにより、インフラ構成の標準化も実現できます。ユーザーへのエージェント配布・設定含めて1週間程度を見込んでおくと安心です。大規模企業では要件定義や段階的ロールアウトにより2〜4週間程度かかる場合があります。


まとめ:Check Point SASEは中小企業の本格的なゼロトラスト導入に最適

  • 統合SASEプラットフォームにより複数セキュリティツールを一元化でき、管理コストを大幅削減
  • 月額$7からの手頃な料金でエンタープライズグレードのセキュリティ機能を利用可能
  • API ファーストな設計によりDevOpsパイプラインとの統合が容易で、運用自動化を促進
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参考・情報ソース

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