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GoodAccess vs NordLayer(旧NordVPN Teams) 比較|法人VPNの選び方ガイド
リモートワークが当たり前になった今、企業のセキュリティ担当者やIT管理者にとって、適切なVPNソリューションの選択は重要な課題となっています。社員が自宅やカフェから会社のシステムに安全にアクセスするためには、単なる個人向けVPNでは不十分で、法人向けの高度なセキュリティ機能と管理機能が必要です。
この記事で分かること:
- GoodAccessとNordLayerの機能面・料金面での詳細比較
- 各ツールの具体的な導入・運用手順
- あなたの会社にどちらが適しているかの判断基準
GoodAccess・NordLayerとは?
GoodAccessはゼロトラストアーキテクチャに基づく法人向けVPNで、従来のネットワーク境界防御を超越したセキュリティモデルを提供しており、チェコ発の技術で2万社以上の企業が利用している。 2018年に設立された同社は、クラウドネイティブな設計により、ハードウェア不要で30分以内の導入を実現している。アーキテクチャ上の強みは、すべてのリクエストを動的に評価し、「信頼しつつ検証する」ではなく「決して信頼せず常に検証する」原則を徹底している点にある。API設計もRESTfulアーキテクチャを採用し、他システムとの連携設計が容易である。
NordLayer(旧NordVPN Teams)は個人向けVPN最大手のビジネス版で、59カ国5400台のサーバーネットワークと10年の運用実績を武器にグローバル企業のリモートアクセス需要を支えている。 パナマに本社を置く同社は、1400万人以上のコンシューマー基盤で培ったインフラ技術を法人向けに転用。アーキテクチャ的には従来型のIPSecとOpenVPNベースだが、この成熟した技術選択がむしろ安定性と互換性の高さにつながっている。
技術検証の観点では、GoodAccessはマイクロサービス型のクラウドアーキテクチャを採用しているため、特定の障害点が全体に波及しにくい設計となっている。一方、NordLayerは実証済みの集中型アーキテクチャにより、予測可能な性能特性を維持している。
主要機能の詳細解説
ネットワークアクセス制御機能
GoodAccessでは、ゼロトラストの原則に基づき、すべてのユーザーとデバイスを個別に認証・認可します。API仕様を確認すると、JWT(JSON Web Token)ベースの認証と組み合わせたきめ細かい権限制御が可能で、管理者は「誰が」「どのリソースに」「どの条件で」アクセスできるかをJSONポリシーで定義できます。例えば、営業部のスマートフォンからは顧客データベースにのみアクセス可能、開発チームのPCからはすべてのシステムにアクセス可能、といった柔軟な制御ができます。
NordLayerは従来のVPNアーキテクチャをベースとしながら、チーム管理機能を強化しています。プロダクト設計の観点では、シンプルなロールベースアクセス制御(RBAC)により複雑性を避けており、管理者はメンバーごとにサーバーアクセス権限を設定でき、特定の国のサーバーのみを利用可能にするといった地理的な制限も可能です。
セキュリティ機能
GoodAccessの独自機能として、デバイスフィンガープリンティングがあります。技術的には、TLS証明書、ハードウェアハッシュ、OS詳細情報を組み合わせた複合認証により、未承認デバイスからのアクセスを自動的にブロックします。また、機械学習ベースの異常検知エンジンも搭載されており、例えば普段は東京からアクセスしているユーザーが突然ニューヨークからアクセスした場合、リスクスコアを計算してアラートを発します。
NordLayerでは、Threat Protection機能が強力です。APIレベルでマルウェア・フィッシングサイト・広告トラッカーのデータベースを参照し、リアルタイムでブロック判定を行います。さらに、Double VPN機能により、データを2つのVPNサーバーを経由して暗号化することで、より高いセキュリティレベルを実現できます。
管理・監査機能
GoodAccessの管理画面は、REST APIベースで構築されており、リアルタイムのアクセスログ、接続時間の分析、帯域使用量の監視などが一元的に確認できます。アーキテクチャ上の利点として、監査ログはイミュータブルなブロックチェーン技術で改ざん防止が施されており、特に、コンプライアンス要件が厳しい業界では、詳細な監査ログの自動生成機能が重宝されます。
NordLayerでは、Control Panelから組織全体のVPN利用状況を把握できます。技術的にはWebSocketベースのリアルタイム通信により、各メンバーの接続状況、使用データ量、接続先サーバーなどをグラフィカルに表示し、異常なトラフィックパターンを素早く発見できます。
接続性能・サーバーネットワーク
GoodAccessは、主要な企業拠点やクラウドサービスプロバイダーに近い場所にサーバーを配置する戦略を取っています。プロダクト設計として、AWS、Azure、Google Cloudの各リージョンに最適化されたゲートウェイを設置し、専用線レベルの低レイテンシーを重視。実際の接続速度テストでは、CDN技術を活用することで平均80-90%の元回線速度を維持できることが多いです。
NordLayerの最大の強みは、5400台以上のサーバーネットワークです。技術アーキテクチャとして、各サーバーは独立したロードバランサーと自動フェイルオーバー機能を持ち、59カ国にサーバーが分散配置されているため、世界中どこからでも最適なサーバーに接続できます。
モバイル対応・クロスプラットフォーム
両ツールともWindows、Mac、iOS、Android、Linuxに対応していますが、API設計に違いがあります。GoodAccessはビジネス用途に特化したUIで、GraphQL APIベースのリアルタイム同期により、接続状況の確認やトラブルシューティングが簡単です。
NordLayerは個人向けVPNの優れたUXを継承しており、特にモバイルアプリではネイティブプラットフォーム機能(生体認証、プッシュ通知等)との深い統合により、直感的な操作性を実現しています。
料金プラン
結論:基本機能重視ならNordLayer、高度な管理機能が必要ならGoodAccessが総合的にコスパ良好。
GoodAccess料金プラン

| プラン名 | 月額料金(年払い) | 月額料金(月払い) | ユーザー数上限 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| Essential | $3.00/ユーザー | $4.00/ユーザー | 無制限 | 基本的なリモートアクセスのみ必要 |
| Premium | $4.50/ユーザー | $6.00/ユーザー | 無制限 | 高度なセキュリティ機能が必要 |
| Enterprise | 要相談 | 要相談 | 無制限 | 大企業・カスタマイズが必要 |
NordLayer料金プラン

| プラン名 | 月額料金(年払い) | 月額料金(月払い) | ユーザー数上限 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| Teams | $2.99/ユーザー | $3.99/ユーザー | 無制限 | 中小企業・基本機能重視 |
| Business | $4.99/ユーザー | $6.99/ユーザー | 無制限 | 高度な管理機能が必要 |
| Enterprise | 要相談 | 要相談 | 無制限 | 大企業・専用サポート必要 |
無料トライアル:両ツールとも14日間の無料トライアルを提供。GoodAccessはクレジットカード登録不要、NordLayerはクレジットカード登録必要(自動更新なし)。
年払いを選択することで、GoodAccessは25%、NordLayerは25%の割引が適用されます。
具体的な使い方・操作手順
ここでは、GoodAccessを例に、実際の導入から運用開始までの流れを詳しく解説します。この手順に沿って進めれば、約30分でチーム全体のVPNアクセス環境を構築できます。
1. アカウント作成とトライアル開始
まずGoodAccess公式サイトにアクセスし、右上の「Start Free Trial」をクリックします。この段階では会社名、管理者メールアドレス、想定ユーザー数のみの入力でOKです。クレジットカード情報は不要で、14日間すべての機能を制限なく試用できます。
2. 組織設定とドメイン認証
管理画面にログイン後、左サイドバーの「Settings」→「Organization」を選択します。「Domain Verification」セクションでメールドメインの認証を行います。これにより、同じドメインのメールアドレスを持つユーザーのアカウント作成が自動承認されるようになります。
3. ネットワークゲートウェイの設定
「Gateways」メニューから、初回のゲートウェイを作成します。最も重要な選択は接続先リージョンです。社内システムがAWS Tokyo Regionにある場合は「Asia Pacific (Tokyo)」を選択することで、レイテンシーを最小限に抑えられます。
4. アクセスポリシーの設定
最も重要な設定が「Access Policies」です。ここで「誰が」「どのリソースに」アクセスできるかを定義します。例えば、「営業グループはCRM(salesforce.com)とメール(outlook.office365.com)のみアクセス可能、平日9-18時のみ」といった詳細な制御ができます。
5. クライアントアプリのインストールと接続テスト
各メンバーは招待メールのリンクから、自分のデバイス用のクライアントアプリをダウンロードします。Windows版、Mac版、iOS版、Android版が用意されており、インストール後にメールアドレスとパスワードでログインするだけで接続可能になります。
活用事例・ユーザーの声
G2のレビュー(2026年4月時点)では、30件のレビューが投稿されており、総合評価は4.6/5.0です。
活用シーン1:主な利用パターン(G2レビュー傾向より)
G2のレビューでは、ゼロトラスト(ZTNA)対応のセキュリティが高く評価されています。 直感的なダッシュボードで簡単セットアップも頻繁に言及されています。
活用シーン2:導入効果(G2レビュー傾向より)
G2のレビューでは、24/7ライブチャットサポートによる業務効率化が報告されています。
活用シーン3:導入時の注意点(G2レビュー傾向より)
G2のPros & Consでは、最近の料金値上げが改善要望として挙げられています。
G2ユーザー評価: 4.6/5.0(30件のレビュー、2026年4月時点)
高評価ポイント: ゼロトラスト(ZTNA)対応のセキュリティ 改善要望: 最近の料金値上げ
— G2レビューページで実際のユーザーの声をご確認いただけます
メリット・デメリット
GoodAccessのメリット
- ✓ ゼロトラストセキュリティ: オープンソースのベースコンポーネントによりベンダーロックインを回避しつつ、従来VPNより高い安全性を実現
- ✓ クラウド最適化: API設計により他システムとの連携が容易で、AWS・Azure・GCPへの接続が高速
- ✓ 詳細なアクセス制御: JSONベースのポリシー設定により、部署・時間・デバイス単位での柔軟な権限設定が可能
- ✓ コンプライアンス対応: ブロックチェーン技術による改ざん防止機能で金融・医療業界の監査要件に対応
GoodAccessのデメリット
- ✗ サーバー数の少なさ: 50+のサーバー数はNordVPNの5400台と比較して大幅に少ない
- ✗ 学習コスト: ゼロトラスト概念とJSONポリシー記述に慣れるまで設定に時間がかかる場合がある
- ✗ 価格帯: 基本的なVPN機能のみ必要な場合はオーバースペック
- ✗ 日本語サポート: UIは英語のみで、技術サポートも英語対応が基本
NordLayerのメリット
- ✓ 圧倒的なサーバー数: 5400台以上のサーバーで世界中から高速接続が可能
- ✓ 優れた接続安定性: 10年以上の運用実績による高い信頼性とアップタイム99.9%保証
- ✓ 使いやすいUI: 個人向けVPNで培われた直感的な操作性でIT専任者不在でも運用可能
- ✓ コストパフォーマンス: 基本機能が$2.99/月と競合より安価で中小企業に優しい
NordLayerのデメリット
- ✗ 従来型アーキテクチャ: IPSec/OpenVPNベースでゼロトラストに比べセキュリティレベルが劣る
- ✗ 管理機能の制約: 細かいアクセス制御や高度な監査機能が限定的
- ✗ 企業向け機能不足: 大企業のコンプライアンス要件には不十分な場合がある
競合ツールとの簡易比較
結論:高度なセキュリティ重視ならGoodAccess、グローバル展開・コスト重視ならNordLayer、中小企業の初回導入ならNordLayerが最適解。
| 項目 | GoodAccess | NordLayer | ExpressVPN | Check Point SASE |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | $3.00~ | $2.99~ | $8.32~ | $7.00~ |
| サーバー数 | 50+ | 5,400+ | 3,000+ | 50+ |
| ゼロトラスト | ○ | △ | × | ○ |
| 日本語サポート | × | × | × | × |
| 無料トライアル | 14日 | 14日 | 30日 | 14日 |
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語に対応していますか?
A. GoodAccess・NordLayerともにUIは英語のみですが、管理画面の操作は直感的で、中学レベルの英語知識があれば問題ありません。ただし、技術サポートも基本的に英語対応となるため、英語でのコミュニケーションが困難な場合は、日本代理店経由での導入を検討することをおすすめします。
Q. 無料プランはありますか?
A. 両ツールとも無料プランはありませんが、14日間の無料トライアルを提供しています。GoodAccessはクレジットカード登録不要で全機能を試用可能、NordLayerはクレジットカード登録が必要ですが自動更新はされません。トライアル期間中に解約すれば、一切の費用は発生しません。
Q. 解約方法や返金ポリシーはどうなっていますか?
A. GoodAccessは管理画面から即座に解約可能で、30日間の返金保証があります。NordLayerも同様に30日間の返金保証があり、24時間365日のチャットサポートから解約手続きができます。年払いプランの場合、未使用分の月割り計算での返金にも対応しています。
Q. セキュリティ面での認証や準拠規格はありますか?
A. GoodAccessはSOC 2 Type II認証、GDPR準拠を取得済みです。NordLayerはISO 27001認証、SOC 2認証に加え、軍事レベルのAES-256暗号化を採用しています。どちらも金融機関や医療機関での導入実績があり、エンタープライズレベルのセキュリティ要件を満たしています。
Q. 他のクラウドサービスとの連携は可能ですか?
A. GoodAccessはSAML 2.0、OpenID Connectに対応し、Microsoft 365、Google Workspace、Okta、Azure ADなどとのシングルサインオン(SSO)連携が可能です。NordLayerは基本的なLDAP認証のみ対応で、本格的なSSO連携には制限があります。既存のID管理システムとの統合を重視する場合は、GoodAccessが有利です。
Q. 導入にはどのくらいの時間がかかりますか?
A. GoodAccessの場合、管理者1名・ユーザー50名程度の環境であれば、アカウント作成から全社員の接続開始まで約2-3時間で完了します。NordLayerはより簡単で、1-2時間程度で導入可能です。ただし、既存システムとの連携設定や詳細なアクセス権限設定を行う場合は、1-2日程度の準備期間を見込んでおくことをおすすめします。
まとめ:GoodAccess vs NordLayer どちらを選ぶべきか
- GoodAccess:高度なセキュリティとアクセス制御を重視する企業におすすめ。特に機密情報を扱う業界や、クラウドファースト戦略の企業に最適
- NordLayer:グローバル展開企業や接続安定性を重視する企業におすすめ。コストパフォーマンスも優秀で中小企業の最初の選択肢として有力
- 料金面:基本機能のみならNordLayer、高度な管理機能も含めるとGoodAccessが総合的にコスパ良好
どちらのツールも14日間の無料トライアルを提供しているため、実際の業務環境で試してから決定することが最も確実な選択方法です。
この記事の情報は2026年5月時点のものです。最新の料金プランや機能については、各サービスの公式サイトをご確認ください。
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