Dify 週間アップデートまとめ(3/23〜3/29)

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Dify 週間アップデートまとめ(3/23〜3/29)

Difyの3/23〜3/29のアップデートをまとめました。今週は3件のアップデートがリリースされています。

2026-03-27 — 1.13.3

Difyが2026年3月27日にDify 1.13.3をリリースしました。今回のアップデートは安定性向上に重点を置き、ワークフロー実行・ストリーミング・ナレッジ検索の信頼性を大幅に改善しています。特にワークフローの変数参照機能とストリーミングの並行処理問題の修正が目玉となっています。

新機能・変更点

ワークフロー設定の変数参照サポート

LLMノード、Question Classifier、Variable Extractorノードでモデルパラメータに変数参照が利用可能になりました。これにより動的なパラメータ設定が可能となり、より柔軟なワークフロー構築が実現できます。

model_parameters:
  temperature: "{{workflow.temperature_var}}"
  max_tokens: "{{workflow.max_tokens_var}}"

この機能により、ワークフロー実行時に外部から動的にAIモデルの動作を制御できるようになり、より高度な自動化システムの構築が可能です。

バグ修正

Dify 1.13.3では以下の重要なバグ修正が含まれています:

  • ストリーミング機能: StreamsBroadcastChannelの再生と並行処理の問題を修正、フロントエンド・バックエンド間のイベント配信を安定化
  • ワークフローエディター: ペーストしたノードがLoop/Iterationメタデータを保持する問題を解決
  • HumanInputノード: 無効なコンテナへのペーストを防止
  • 実行時処理: プロンプトメッセージ変換ロジックを復元、HTTP Request実行時のmax_retries=0処理を修正
  • ナレッジ検索: Web応答での引用メタデータ保持、データセットアイコンメタデータ不足時のクラッシュ修正
  • ヒット数クエリ: フィルタリング処理の修正、インデックス化文書チャンクプレビューの復元

アップデート方法

Docker Compose環境

cd docker
cp docker-compose.yaml docker-compose.yaml.$(date +%s).bak

git checkout main
git pull origin main

docker compose down
tar -cvf volumes-$(date +%s).tgz volumes

docker compose up -d

ソースコード環境

git checkout 1.13.3

cd api
uv sync

uv run flask db upgrade

その後、API server、Worker、Web frontend Serverを再起動してください。

まとめ

Dify 1.13.3アップデートは安定性向上に焦点を当てたパッチリリースとなっており、ワークフロー実行時の信頼性向上とストリーミング機能の改善が大きな特徴です。特にワークフローの変数参照機能追加により、より動的で柔軟なAIアプリケーション開発が可能になりました。v1.13.2からのアップグレードを検討しているチームにとって、重要な安定性修正が含まれているため早期のDifyが推奨されます。

参考リンク

2026-03-25 — 1.13.2

Difyが1.13.2をリリースしました(2026年3月18日)。今回のDify 1.13.2 アップデートは、v1.13.1で発生した複数の重要な回帰バグを修正するパッチリリースとなっています。LLM関連ノードの実行失敗やナレッジ検索の問題を解決し、システムの安定性を大幅に改善しました。

主要な修正点

プロンプトメッセージ変換の回帰バグ修正

v1.13.1で発生していた深刻なプロンプトメッセージ変換の回帰問題を修正しました。この問題により、LLMノードやQuestion Classifierを含む複数のLLM関連ノードでプラグイン呼び出しが失敗していました。Dify 1.13.2 新機能として、fetch_prompt_messagesメソッドでコンテンツ変換ロジックが適切に保持されるようになりました。

ナレッジ検索ノードの実行エラー解決

Knowledge Retrieval(ナレッジ検索)ノードで発生していた実行エラーを修正しました。互換性のないenum値が原因で検索処理が失敗する問題が解消され、CreatorUserRoleがend-userend_userの両方の形式を受け入れるようになりました。

Weaviateクライアントのクリーンアップ改善

Weaviateベクトルデータベースのクライアント管理を改善し、不適切なクリーンアップ処理を修正しました。__del__メソッドを削除することで、リソース管理の安定性が向上しています。

バグ修正

Dify 1.13.2 バグ修正の詳細:

  • プロンプトメッセージ変換ロジックの回帰バグを修正
  • max_retriesパラメータのハードコード問題を解決
  • CreatorUserRoleのenum値互換性を改善
  • Weaviateクライアントのメモリリーク対策

アップデート方法

Docker Compose利用の場合

cd docker
git checkout main
git pull origin main
docker compose down
tar -cvf volumes-$(date +%s).tgz volumes
docker compose up -d

データベース接続エラーが発生する場合:

docker compose --profile postgresql up -d

ソースコードデプロイメントの場合

git checkout 1.13.2
cd api
uv sync
uv run flask db upgrade

その後、APIサーバー、Worker、Webフロントエンドサーバーを再起動してください。

Celery設定の重要な注意点

Dify 1.13.2 インストール方法で重要な変更として、カスタムCELERY_QUEUESを使用している場合はworkflow_based_app_executionを含める必要があります。ENABLE_API_TOKEN_LAST_USED_UPDATE_TASK=trueの場合はapi_tokenも追加してください。

まとめ

Dify 1.13.2 変更点は主に安定性の改善に焦点を当てており、v1.13.1で発生した重要な回帰バグが解決されました。特にLLM関連機能を多用している場合は、今回のアップデートを強く推奨します。Difyの継続的な品質改善により、より安定したAIアプリケーション開発環境が提供されています。

参考リンク

2026-03-25 — 1.13.1

DifyがDify 1.13.1をリリースしました(2026-03-17)。今回のDify 1.13.1 アップデートでは、Hologresベクトル検索サポート、HITL(Human-in-the-Loop)の改善、セキュリティ強化が目玉です。ワークフロー体験とデータプラットフォーム機能が大幅に向上しています。

主要な新機能・変更点

Hologresベクトル検索サポート追加

Difyに新たにHologresがベクトル検索とフルテキスト検索のバックエンドオプションとして追加されました。これにより、大規模データセットでの検索パフォーマンスが向上します。データプラットフォームの選択肢が広がり、企業環境での運用がより柔軟になります。

データセット操作の機能拡張

Service API経由でデータセットドキュメントのダウンロード機能が実装されました。選択した複数ドキュメントのバッチZIPダウンロードと、単一ドキュメントの署名付きURLダウンロードに対応しています。大量のドキュメント管理が効率化されます。

ワークフロー体験の改善

重要な変更として、HITLメール内容がMarkdownレンダリングを使用するようになりました。既存のメールテンプレートは表示が変わる可能性があります。また、ドラフト変数がアプリスコープからユーザースコープに変更され、過去のドラフト変数はアップグレード後に利用できません。

ワークフローキャンバスでエッジの右クリックメニューがサポートされ、直接削除が可能になりました。ノードタイプ変更時に既存の接続が保持されるようになり、編集効率が向上しています。

チャット機能の強化

埋め込みチャット入力で送信キーの動作(Enter vs Shift+Enter)が設定可能になりました。メッセージ終了時のストリームレスポンスにファイルペイロードが含まれ、GPT-4固有のハードコード動作がデフォルトモデル選択ロジックから削除されています。

CLI機能追加

新しいexport-app-messagesコマンドが追加されました。アプリケーションメッセージと関連フィードバックをJSONL.GZ形式でローカルまたはクラウドストレージにエクスポートできます。

dify export-app-messages --app-id <app-id> --output <path>

セキュリティ更新

Dify 1.13.1ではセキュリティが大幅に強化されました:

  • ベクトルストアクエリパスでのSQLインジェクション対策として、パラメータ化SQLに切り替え
  • HITLメール配信でコンテンツサニタイズとCR/LF除去によるSMTPヘッダーインジェクション対策
  • 会話削除APIでの所有権チェック強化
  • プラグインアンインストール時の古い認証情報クリア

バグ修正

  • workflow_runs.started_atが再開時に上書きされる問題を修正
  • メタデータバッチ編集の無音障害を修正
  • ナレッジ検索での&#123;&#123;...&#125;&#125;条件のメタデータフィルター抽出問題を修正
  • 高度なチャットアプリケーションでの引用表示を復元
  • HITLノード後の会話変数リセット動作を修正
  • ナレッジ検索ノード設定フローでのページクラッシュを修正
  • チャットアシスタントのブロッキング応答モード動作を修正

アップデート方法

Docker Composeでのアップグレード手順:

cd docker
cp docker-compose.yaml docker-compose.yaml.$(date +%s).bak
tar -cvf volumes-$(date +%s).tgz volumes

git checkout main
git pull origin main

docker compose down
docker compose up -d

設定変更点

新たにREDIS_MAX_CONNECTIONS設定が追加され、PUBSUB_*設定はEVENT_BUS_*に変更されました。LLM集約的なサマリー生成タスク用の専用Celeryキューdataset_summaryが追加されています。

まとめ

Dify 1.13.1 アップデートは、Difyのエンタープライズ機能とセキュリティを大幅に強化しました。Hologresサポートやワークフロー改善により、本格的な業務利用がより実用的になっています。HITLやドラフト変数の仕様変更があるため、既存環境での事前テストを推奨します。

参考リンク

アップデート方法

cd dify
git pull origin main
docker compose up -d

参考リンク

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