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導入文
Lokaliseは、多言語展開を効率化するAI搭載のローカライゼーションプラットフォームです。アプリやWebサービスの翻訳プロジェクトを一元管理し、翻訳者とのチーム共同作業、API連携による開発フローとの統合を実現できます。
この記事では以下の内容を詳しく解説します:
- Lokaliseの機能と技術仕様
- 実際の使い方と操作手順
- 料金プランと導入判断基準
Lokaliseとは?

Lokaliseは、アプリやWebサービスの多言語ローカライゼーション作業を統合管理するSaaSプラットフォームです。 2017年にラトビアで設立され、現在70,000社以上の企業が利用しています。
競合との最大の差別化ポイントは、AI翻訳と人的翻訳のハイブリッド管理システムです。機械翻訳で初回翻訳を生成し、プロ翻訳者によるレビューを効率的に組み合わせることで、品質とコストのバランスを最適化できます。
アーキテクチャ上の強みは、REST APIとWebhookによる開発フローとの深い統合です。GitHub、GitLab、Figmaなど主要開発ツールとのリアルタイム同期により、翻訳作業をCI/CDパイプラインに組み込める設計になっています。OAuth 2.0対応により既存のSSO環境との統合もスムーズです。
主な特徴:
- AI翻訳エンジンと翻訳メモリの自動学習機能
- 翻訳キー管理とバージョン管理システム
- プロ翻訳者ネットワークへの直接発注機能
- 40以上の開発ツール・CMSとのAPI連携
- コンテクスト付き翻訳(スクリーンショット・説明文)
主要機能の詳細解説
Translation Management(翻訳プロジェクト管理)
Translation Managementは、翻訳プロジェクト全体のワークフローを一元管理する中核機能です。翻訳キーの追加から品質チェック、承認プロセスまでを統合的に処理できます。
例えば、ECサイトのモバイルアプリを10言語展開する際、商品説明、ボタンテキスト、エラーメッセージなど数千の翻訳キーを言語別・機能別に整理し、翻訳進捗をリアルタイムで可視化できます。
API設計の観点では、翻訳キーのCRUD操作がRESTful APIで標準化されており、自動化スクリプトによる大量インポートや定期同期が容易です。Webhookによる翻訳完了通知により、開発チームのリリースフローと密結合できる点が技術的な優位性です。
AI-Powered Translation(AI翻訳エンジン)
AI-Powered Translationは、Google Translate、DeepL、Amazon Translateなど複数のAI翻訳エンジンを統合し、コンテキストに応じて最適なエンジンを自動選択する機能です。
技術的実装として、翻訳メモリとTM(Translation Memory)を活用した学習機能により、プロジェクト固有の専門用語や文体を記憶し、翻訳品質を継続的に向上させます。機械翻訳の初回精度は約85%で、人的レビューを組み合わせることで95%以上の品質を実現できます。
例えば、SaaS製品のUI翻訳では、「dashboard」「workflow」などの専門用語を一度設定すれば、プロジェクト全体で一貫した翻訳が自動適用されます。
Team Collaboration(チーム共同作業)
Team Collaboration機能では、翻訳者、レビュアー、プロジェクトマネージャーの役割別アクセス権限を設定し、翻訳作業の分業体制を構築できます。
コメント機能とスレッド管理により、翻訳に関する質問や修正指示をキーごとに記録でき、作業履歴の透明性を確保できます。例えば、金融アプリのローカライズでは、法的表現の適切性について翻訳者と法務担当者が直接やり取りし、承認プロセスを効率化できます。
リアルタイム更新機能により、複数の翻訳者が同時作業しても競合状態を回避する排他制御が実装されており、大規模プロジェクトでの並行作業が安全に実行できます。
API Integration(API連携)
API Integrationは、開発ワークフローとの統合を実現する技術的中核機能です。REST APIとSDK(iOS、Android、JavaScript、Python等)により、アプリケーションから直接翻訳データを取得・更新できます。
GitHub連携では、ソースコード内の翻訳キー変更を自動検出し、Lokaliseプロジェクトに同期する双方向連携を実現。Figma連携では、デザインファイル内のテキスト要素を自動抽出し、デザイナーが作成したモックアップから直接翻訳プロジェクトを生成できます。
API呼び出し頻度制限は月100万リクエストまで(Proプラン)で、指数バックオフ付きリトライ機能により高い信頼性を確保しています。Webhookエンドポイントの設定により、翻訳完了時の自動デプロイフローも構築可能です。
Quality Assurance(品質管理)
Quality Assurance機能は、翻訳品質を自動チェックするAI搭載の校正システムです。文法エラー、用語の不整合、文字数制限の超過を自動検出し、翻訳者に修正提案を行います。
スクリーンショット機能により、UI要素の翻訳時に実際の表示画面を確認でき、レイアウト崩れを事前に防げます。例えば、ドイツ語翻訳では英語の1.3倍の文字数になることが多く、ボタンテキストの文字数制限アラートにより、デザイン段階での調整が可能です。
翻訳メモリの一致率表示(100%、Fuzzy、No Match)により、新規翻訳とリユーズ部分を明確に区別し、コストと品質のバランスを最適化できます。
料金プラン
Lokaliseの料金体系は、プロジェクト規模と必要機能に応じた段階的プライシングで、スケールアップ時のコスト予測がしやすい設計です。
| プラン | 月額料金 | プロジェクト数 | 主な機能 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 1プロジェクト | 基本的な翻訳管理 | 個人開発者・お試し |
| Explorer | 21,600円 | 5プロジェクト | ホスト型翻訳ワード無制限、24/7サポート | 翻訳管理を始めるチーム |
| Growth | 74,850円 | 無制限 | Pro AI翻訳5万ワード/年、ブランチング、自動化 | 中規模チーム・開発統合 |
| Advanced | 149,850円〜 | 無制限 | 高度なワークフロー、用語集強化、権限管理 | 大規模ローカリゼーション |
| Enterprise | 要問合せ | 無制限 | SSO・SAML認証、専任AM、SLA保証 | 大企業のグローバル展開 |
Free: 個人開発者や小規模プロジェクトのお試し利用 Explorer: 翻訳管理の基本機能を本格的に使い始めるチーム Growth: ブランチングやAPI連携で開発ワークフローに統合する中規模チーム Advanced: 高度なワークフローテンプレートや用語集で大規模翻訳を管理 Enterprise: SSO・専任アカウントマネージャー・SLA保証付きの大企業向け
無料プランの制限事項は、1プロジェクト・基本的な翻訳管理機能のみです。
推奨: まずは無料のFreeプランでワークフローを検証し、本格運用時にExplorerプラン(月額21,600円)へのアップグレードを検討することをお勧めします。
具体的な使い方・操作手順
Lokaliseを使った翻訳プロジェクトの基本的な操作手順を、実際の画面に沿って解説します。
1. アカウント作成とプロジェクト初期設定
操作の目的: 翻訳管理のベース環境を構築し、対象言語と翻訳方針を定義します。
Lokaliseにアクセスし、「Sign up for free」から無料アカウントを作成します。メール認証後、ダッシュボード右上の「New project」ボタンをクリック → プロジェクト名を入力(例:「MyApp Mobile v2.0」)→ Base language(原文言語)を「English」に設定 → Target languages(翻訳先言語)で日本語、韓国語、スペイン語を選択します。
Project settingsの「Translation workflow」で承認プロセスを設定し、「Quality checks」で文法チェックとスペルチェックを有効化します。
Tip: プロジェクト名には製品名とバージョンを含めると、複数製品の管理時に識別しやすくなります。
2. 翻訳キーのインポートと整理
操作の目的: アプリやWebサイトのテキスト要素を翻訳キーとして登録し、効率的な翻訳作業の土台を作ります。
左サイドバーの「Keys」メニューを選択 → 「Upload」ボタンから既存の言語ファイル(JSON、CSV、XLIFF等)をアップロードします。手動追加の場合は「Add key」をクリック → Key name(例:「button.save」)とBase value(例:「Save Changes」)を入力します。
キー構造化のため、ドット記法を使用して階層管理します(例:「navigation.menu.home」「error.validation.email」)。Tags機能で「UI」「Error」「Marketing」等のカテゴリを設定し、翻訳者の作業範囲を明確化します。
注意点: キー名は後から変更が困難なため、命名規則を事前に統一しておくことが重要です。
3. AI翻訳エンジンの設定と初回翻訳
操作の目的: 機械翻訳で翻訳の第一段階を自動化し、人的翻訳の工数を削減します。
「Project settings」→「Translation providers」でGoogle Translate APIまたはDeepL APIの認証情報を設定します。Keys画面で翻訳対象のキーを選択 → 「Bulk actions」→「Pre-translate」を実行 → 対象言語と翻訳エンジンを選択して自動翻訳を開始します。
翻訳メモリ機能により、過去の翻訳履歴から類似表現を自動提案するため、専門用語の一貫性を保てます。Translation status(未翻訳、翻訳済み、承認済み)で進捗管理を行います。
コスト最適化: 定型文や技術用語はAI翻訳、マーケティングコピーは人的翻訳と使い分けることで、品質とコストのバランスを取れます。
4. 翻訳者の招待とアクセス権限設定
操作の目的: 社内翻訳者や外部パートナーとの協働環境を構築し、役割に応じた作業分担を実現します。
「Team」メニュー →「Invite members」で翻訳者のメールアドレスを入力 → Role(Admin、Manager、Translator、Reviewer)を選択 → Language permissionsで担当言語を限定します。例えば、日本語翻訳者には日本語のみ、レビュアーには全言語の閲覧権限を付与します。
Comment機能により、翻訳者間でのコミュニケーションが可能です。「@メンション」で特定メンバーに質問や確認事項を送信し、翻訳の品質向上を図ります。
5. スクリーンショットとコンテキストの追加
操作の目的: 翻訳者が実際のUI表示を確認しながら作業できる環境を提供し、翻訳精度を向上させます。
個別の翻訳キーを選択 → 「Screenshot」タブでUI画面のスクリーンショットをアップロード → テキスト部分をクリックしてキーとの関連付けを設定します。「Description」フィールドに使用場面の説明文(例:「ユーザー登録完了時のボタン表示」)を記入します。
Figma連携を活用する場合は、「Integrations」→「Figma」でプラグインを有効化し、デザインファイルから直接コンテキスト情報を同期できます。
6. 品質チェックと承認フロー
操作の目的: 翻訳品質を担保し、リリース前の最終確認を体系化します。
「Quality assurance」画面で自動検出されたエラー(スペル、文法、用語不整合)を確認します。修正が必要な項目は翻訳者にコメントで差し戻し、修正完了後に承認者が「Reviewed」ステータスに変更します。
Translation completeness(翻訳完了率)が100%になったら、「Download」から各プラットフォーム形式(iOS Strings、Android XML、JSON等)でファイルを出力し、開発環境にデプロイします。
品質管理: Fuzzy matches(類似翻訳)は必ず人的レビューを実施し、文脈に適した表現に調整することを推奨します。
7. API連携とリアルタイム同期
操作の目的: 開発フローとの統合により、翻訳更新の自動化を実現します。
「Project settings」→「API」でAPI tokenを生成 → 開発環境のCI/CDスクリプトにWebhook URLを設定し、翻訳完了時の自動デプロイを構築します。GitHub Actionsの場合、.github/workflowsディレクトリにLokalise同期用のワークフローファイルを追加します。
Lokalise CLIツールを使用すれば、コマンドライン経由での翻訳データの上下同期も可能です。定期実行スケジュールにより、開発者の手作業を削減できます。
活用事例・ユーザーの声
G2のレビュー(2026年4月時点)では、50件のレビューが投稿されており、総合評価は4.6/5.0です。
活用シーン1:主な利用パターン(G2レビュー傾向より)
G2のレビューでは、AIローカライズプラットフォームが高く評価されています。 開発ワークフローとの統合も頻繁に言及されています。
活用シーン2:導入効果(G2レビュー傾向より)
G2のレビューでは、翻訳メモリ・用語集管理による業務効率化が報告されています。
活用シーン3:導入時の注意点(G2レビュー傾向より)
G2のPros & Consでは、料金が小規模チームには高いが改善要望として挙げられています。 また、UIの学習曲線も指摘されています。
G2ユーザー評価: 4.6/5.0(50件のレビュー、2026年4月時点)
高評価ポイント: AIローカライズプラットフォーム 改善要望: 料金が小規模チームには高い
— G2レビューページで実際のユーザーの声をご確認いただけます
メリット・デメリット
メリット
- ✓ 開発フロー統合: GitHub、GitLab、Figmaとの深い連携により、翻訳作業を開発サイクルに完全統合でき、手作業によるファイル管理が不要
- ✓ AI翻訳の高精度: 複数の翻訳エンジン(Google、DeepL、Amazon)を自動選択し、翻訳メモリによる学習機能で専門用語の一貫性を保持
- ✓ スケーラブルな料金体系: 翻訳キー数に応じた段階的プライシングにより、スタートアップから大企業まで適切なコスト管理が可能
- ✓ リアルタイム共同作業: 複数翻訳者の同時作業時も競合回避機能により、大規模プロジェクトの並行処理を安全に実行
- ✓ 包括的品質管理: AI校正、スペルチェック、用語統一、文字数制限など多面的な品質チェックで翻訳精度を自動担保
デメリット
- ✗ 初期設定の複雑さ: API連携、Webhook設定、権限管理など技術的な設定項目が多く、ローカライゼーション初心者には学習コストが高い
- ✗ 日本語UI未対応: 管理画面は英語のみのため、英語に不慣れな翻訳者やプロジェクト管理者には操作ハードルがある
- ✗ オフライン作業不可: 完全クラウド型のため、インターネット接続が必須で、セキュリティ要件の厳しい環境では利用制限がある
- ✗ カスタマイズ制限: SaaS型のためワークフローや承認プロセスのカスタマイズ範囲が限定的で、特殊な業務要件への対応が困難
- ✗ API制限の影響: 月間リクエスト数の上限により、大規模な自動同期を実行する際は上位プランへのアップグレードが必要
競合ツールとの簡易比較
| ツール | 月額料金 | AI翻訳 | API連携 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Lokalise | 21,600円~ | ◎ | ◎ | 開発フロー統合 |
| Phrase | $200~ | ○ | ○ | エンタープライズ機能 |
| Crowdin | $40~ | ○ | △ | コミュニティ翻訳 |
技術志向のチームならLokalise:GitHub、CI/CD、APIファーストの開発体制に最適
大企業の統制重視ならPhrase:高度なワークフロー管理と監査機能を重視する場合
コスト重視のスモールチームならCrowdin:基本的なローカライゼーション機能で十分な場合
プロダクト設計の観点では、Lokaliseのマイクロサービス・アーキテクチャにより、各翻訳プロジェクトが独立してスケールでき、大規模システムでの安定性が高い点が技術的優位性です。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語のサポート状況はどうですか?
A. 翻訳対象言語として日本語は完全対応しており、AI翻訳エンジンも日本語特有の文法構造を理解します。ただし、管理画面のUIは英語のみで、日本語ドキュメントも限定的なため、運用担当者には基本的な英語スキルが必要です。
Q. 無料プランで実際にどこまで使えますか?
A. Freeプランでは1プロジェクトで基本的な翻訳管理機能を利用可能です。小規模なモバイルアプリや企業サイトであれば、無料プランでも翻訳管理の基本を試せます。本格的な翻訳管理にはExplorerプラン(月額21,600円)以上が必要です。
Q. 契約解約や返金ポリシーについて教えてください
A. 月間契約の場合は次回請求日の24時間前まで、年間契約の場合は30日前までにキャンセル可能です。年間契約の途中解約時は未使用月分の返金はありませんが、契約期間満了まではサービスを継続利用できます。データエクスポート機能により、プロジェクトデータの完全な移行が可能です。
Q. セキュリティとデータ保護の対応状況は?
A. SOC2 Type II、ISO 27001認証取得済みで、GDPR準拠のデータ処理を実施しています。翻訳データはAWS上で暗号化保存され、EU・米国のデータセンターから選択可能です。エンタープライズプランではSSO(Single Sign-On)、IP制限、監査ログ機能も利用できます。
Q. 他の翻訳管理ツールからの移行は簡単ですか?
A. CSV、XLIFF、JSON、iOS Strings、Android XMLなど主要フォーマットの一括インポートに対応しており、PhraseやCrowdinからの移行も比較的スムーズです。ただし、翻訳メモリやプロジェクト設定は手動再設定が必要な場合があります。移行サポートはBusinessプラン以上で提供されます。
Q. 導入からプロジェクト開始までどの程度の期間が必要ですか?
A. 基本的な翻訳プロジェクトであれば、アカウント作成から翻訳開始まで1-2日程度です。API連携、Webhook設定、複雑な承認フローを含む本格運用の場合は、1-2週間の準備期間を想定することをお勧めします。Enterpriseプランでは専任のオンボーディング担当者によるサポートを受けられます。
まとめ + CTA
まとめ:Lokaliseは技術志向チームの多言語展開に最適
- 開発フロー統合: GitHubやCI/CDパイプラインとの深い連携により、翻訳作業を自動化
- スケーラブルなコスト構造: 月額21,600円からの段階的プライシングで成長に合わせて拡張可能
- API設計者・DevOps担当者: 技術的な統合を重視し、ローカライゼーションを開発プロセスに組み込みたい企業に最適
参考・情報ソース
この記事の情報は2026年5月時点のものです。最新の料金プランや機能については、各サービスの公式サイトをご確認ください。
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