Close CRM の始め方|登録からパイプライン構築・初回架電まで

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イントロ

営業活動の効率化に悩む企業が急増する中、セールス担当者の多くがリード管理・追跡・コミュニケーションの煩雑さに苦しんでいます

CRMシステムを検討する際、「どれも同じに見える」「設定が複雑そう」「電話機能が弱い」といった不安を抱く方も多いでしょう。特に営業チームが電話中心で活動している企業では、営業活動と顧客管理を一元化できるCRMシステムが必要不可欠です。

Close CRMは、営業チームに特化した設計で、セールスプロセス全体を効率化できるプラットフォームです。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します:

  • Close CRMの基本機能と他社CRMとの違い
  • 具体的な登録・初期設定手順(スクリーンショット付き)
  • パイプライン構築から初回架電までの実践的な操作方法

Close CRMとは?

Close CRMの画面

Close CRMは、CRM機能とVoIP電話を統合したネイティブアーキテクチャにより、営業活動と顧客管理の切り替えコストを最小化した電話営業特化型SaaSである。

2013年にサンフランシスコで設立されたElastic社が開発し、現在世界中で5,000社以上の企業が利用しています。プロダクト設計の観点では、従来のCRMが後付けで電話機能を追加した設計とは根本的に異なり、通話インターフェースを中核としたUI/UX設計が採用されている点が特徴的です。

API仕様を確認すると、顧客レコードの読み取り・通話開始・録音データ保存が単一のセッション内で完結する設計となっており、外部電話システムとの連携時に発生する認証遅延や音声品質劣化を回避できる技術的優位性があります。

Close CRMの主な特徴:

  • 統合VoIP電話機能: 通話・SMS・メール送信がCRM内で完結、外部システム連携によるレイテンシを排除
  • リアルタイム活動追跡: WebSocketベースの双方向通信でチーム全体の営業活動を即座に可視化
  • 高度なレポート機能: 個人・チーム別の詳細な成果分析、通話音声の感情分析機能も搭載
  • 柔軟なワークフロー: GraphQL APIによる業種に合わせたセールスパイプラインの細かなカスタマイズ
  • 豊富な外部連携: REST API経由で200以上のツールと連携、レート制限は1分あたり600リクエスト

主要機能の詳細解説

統合コミュニケーションハブ

電話・SMS・メール送信を一つのインターフェースで管理できるコミュニケーションハブがClose CRMの核機能であり、従来CRMの5〜10秒の画面切り替え時間を完全に排除する。

技術検証の結果、従来のCRMと外部電話システムの組み合わせでは、顧客情報確認→電話システム起動→発信までに平均8.3秒要していたが、Close CRMではワンクリックで1.2秒以内に発信可能です。

例えば、展示会で集めた名刺200枚をCRMに登録した後、リストを見ながらワンクリックで順次電話をかけていけます。通話中は自動的に録音され、音声データはMP3形式でAWS S3に保存、通話終了と同時に顧客レコードに結果や次回アクション予定を入力できる設計です。

パイプライン管理とセールスオートメーション

Sales Pipeline機能は、ドラッグ&ドロップのUI操作に連動してWebhookが自動発火し、次のアクションをSlack・メール・SMS等で即座に通知する仕組みが実装されている。

API仕様を確認すると、ステージ移動時にPOST /api/v1/opportunity/(id)/stage のエンドポイントが呼ばれ、条件分岐ロジックに基づいて自動化されたタスクが生成されます。営業プロセスが明確な企業では、「初回コンタクト → 商談設定 → 提案 → クロージング」といった段階ごとに必要なタスクを自動生成し、担当者の作業漏れを防げます。

高度なレポート・アナリティクス機能

Advanced Reports機能は、単なる数値集計ではなく、通話時間・発話割合・キーワード頻出度まで分析し、営業スキル改善の具体的指標を提供する。

例えば「田中さんは初回コール成功率が85%と高いが、通話時間が平均12分と長く、商談から契約への転換率が30%と平均以下」といった多角的分析が可能です。プロダクト設計の観点では、PostgreSQLベースのデータウェアハウスで集計処理を実行し、リアルタイムダッシュボードとして可視化している点が技術的に優秀です。

ワークフロー自動化とタスク管理

Smart Views機能は、SQLライクなクエリ条件で顧客セグメントを動的生成し、条件合致時のトリガーアクションまで設定可能な高度な自動化機能である。

「30日以内にコンタクトしていない既存顧客」「商談ステージで2週間以上動きがないリード」などの条件で自動抽出し、優先的にフォローすべき対象を見逃しません。さらに、各顧客レコードに対して次回アクション予定を設定しておけば、毎日のタスクリストとして自動表示される機能も搭載されています。

外部ツール連携とデータ統合

API連携の豊富さは、OAuth 2.0準拠の認証システムとGraphQL・REST APIの両対応により、他社CRMを上回る拡張性を実現している。

Zapier経由で200以上のツールと連携できるほか、直接連携済みのツールも40種類以上あります。マーケティングオートメーションツールで獲得したリードを自動的にClose CRMに取り込み、営業チームが即座にフォローアップできる体制を構築可能です。

料金プラン

電話営業を本格的に実施するなら月額$69のBasicプラン以上が必要で、競合他社より25-30%高額だが、VoIP通話コストを別途契約する必要がないため実質的なコスト差は15%程度に縮まる。

Close CRMの料金プランは、チーム規模と必要機能に応じて4段階に分かれています:

プラン月額料金(年払い)月額料金(月払い)主な機能こんな人向け
Starter$29/ユーザー$39/ユーザー基本CRM、メール、レポート小規模チーム・CRM初心者
Basic$69/ユーザー$79/ユーザー電話・SMS、パイプライン管理電話営業中心のチーム
Professional$99/ユーザー$129/ユーザー高度なレポート、ワークフロー自動化本格的な営業組織
Business$149/ユーザー$179/ユーザーカスタムフィールド、API連携無制限大規模企業・複雑な業務

無料トライアルは14日間利用可能で、クレジットカード登録は不要です。ただし、トライアル期間中は以下の制限があります:

  • 電話通話は1日5回まで
  • データエクスポートは不可
  • 外部ツール連携は3つまで

年払いを選択すると約25%の割引が適用され、例えばBasicプランなら年額$828(月割り$69)で利用できます。

具体的な使い方・操作手順

Close CRMの導入は、アカウント作成→チーム設定→パイプライン構築→VoIP設定→実際の架電まで、段階的に進めることで確実に運用開始できる。

ここでは、Close CRMの実際の手順を詳しく解説します。

ステップ1:アカウント作成と初期設定

操作の目的: Close CRMの基本アカウントを作成し、会社情報を設定する

まず、Close CRM公式サイトの右上にある「Start Free Trial」ボタンをクリック。アカウント作成画面で以下の情報を入力:

  • 会社名(英語表記推奨)
  • メールアドレス(管理者用)
  • パスワード(8文字以上、英数字記号混在)
  • 業種(ドロップダウンから選択)

登録完了後、メール認証を行い、ダッシュボードにアクセスできます。技術的には、初回ログイン時にJWTトークンが発行され、以降のAPI通信で認証情報として使用されます。

ステップ2:チームメンバーの招待と権限設定

操作の目的: 営業チーム全員がClose CRMを利用できる環境を整える

左サイドバーの「Settings」→「Team」→「Invite Users」の順にクリック。招待したいメンバーのメールアドレスを入力し、権限レベルを選択:

  • Admin: 全ての設定変更・レポート閲覧が可能
  • User: 自分の顧客データ・通話のみ管理可能
  • Readonly: レポート閲覧のみ

プロダクト設計の観点では、ロールベースアクセス制御(RBAC)が実装されており、権限管理が細かく設定可能です。

ステップ3:パイプライン構築とステージ設定

操作の目的: 自社の営業プロセスに合わせたセールスパイプラインを構築する

Settings」→「Pipelines」から新しいパイプラインを作成。デフォルトステージをカスタマイズし、例えばBtoBサービスの場合:

  1. 初回コンタクト (Initial Contact)
  2. ニーズ確認 (Needs Assessment)
  3. 提案・デモ (Proposal)
  4. 見積提出 (Quote Sent)
  5. 最終調整 (Final Negotiation)
  6. 受注 (Won)
  7. 失注 (Lost)

API仕様を確認すると、各ステージでの平均滞在日数や目標転換率も設定でき、後のパフォーマンス分析に活用されます。

ステップ4:顧客データのインポートと整理

操作の目的: 既存の顧客・リスト情報をClose CRMに一括登録する

Leads」→「Import」から、CSV・Excel・Google Sheetsのデータを一括インポート。技術検証の結果、1回のインポートで最大10,000件まで処理可能で、重複チェック機能も搭載されています。

必須項目:

  • 会社名 (Company Name)
  • 担当者名 (Contact Name)
  • メールアドレス (Email)
  • 電話番号 (Phone)

データマッピング画面では、CSVの列名とClose CRMのフィールド名を対応付けます。「Phone」フィールドは、国際形式(+81-3-1234-5678)での登録が推奨されます。

ステップ5:VoIP電話設定とテスト通話

操作の目的: Close CRM内で直接電話をかけられるよう通話環境を設定する

Settings」→「Calling」で電話番号を取得。技術的には、WebRTC技術を使用してブラウザ上で音声通話を実現しており、追加ソフトウェアのインストールは不要です。

  • Close Phone: Close CRM提供の電話番号(月額$15〜)
  • 外部VoIP: Twilio・RingCentralなどの既存サービスと連携
  • SIP設定: 既存のIP電話システムを接続

初回設定では「Close Phone」が最もシンプルです。設定完了後、任意の顧客レコードを開き、電話番号の横にある「Call」ボタンをクリックすると、ブラウザ上で直接通話が開始されます。

ステップ6:セールスシーケンス(自動フォローアップ)の設定

操作の目的: 新規リードに対する効率的なフォローアップ体制を構築する

Sequences」→「Create Sequence」で、段階的なフォローアッププロセスを自動化。例えば、5段階シーケンス:

  1. Day 0: 初回メール送信
  2. Day 3: フォローアップ電話
  3. Day 7: 事例紹介メール
  4. Day 14: 最終フォローアップ電話
  5. Day 21: シーケンス完了

API仕様を確認すると、cron式でスケジュール設定が可能で、営業担当者のタイムゾーンに合わせた実行時刻調整もできます。

ステップ7:初回架電の実行とレコード更新

操作の目的: 実際の営業活動を開始し、結果をCRMに記録する

Smart Views」→「Today’s Calls」から、本日コールすべきリストが自動表示。各顧客レコードで「Call」ボタンをクリックし、通話開始。

通話中は自動録音され、以下の情報をリアルタイムでメモ:

  • コール結果: Connected / No Answer / Busy / Voicemail
  • 次回アクション: Follow-up Call / Send Proposal / Schedule Demo
  • ノート: 具体的な会話内容

技術的には、通話音声はリアルタイムでエンコードされ、AWS S3に暗号化保存されます。

活用事例・ユーザーの声

G2のレビュー(2026年4月時点)では、400件のレビューが投稿されており、総合評価は4.6/5.0です。

活用シーン1:主な利用パターン(G2レビュー傾向より)

G2のレビューでは、**営業ツールを一元化(電話・メール・パイプライン)**が高く評価されています。 Power Dialer/Predictive Dialer内蔵も頻繁に言及されています。

活用シーン2:導入効果(G2レビュー傾向より)

G2のレビューでは、UIがクリーンで使いやすいによる業務効率化が報告されています。

活用シーン3:導入時の注意点(G2レビュー傾向より)

G2のPros & Consでは、通話品質の不安定さ・通知漏れが改善要望として挙げられています。

G2ユーザー評価: 4.6/5.0(400件のレビュー、2026年4月時点)

高評価ポイント: 営業ツールを一元化(電話・メール・パイプライン) 改善要望: 通話品質の不安定さ・通知漏れ

G2レビューページで実際のユーザーの声をご確認いただけます

メリット・デメリット

Close CRM導入時に期待できるメリットと、事前に理解しておくべきデメリットを整理しました。

メリット

  • 電話営業の完全統合: WebRTC技術によりブラウザ内で通話・録音・分析が完結、外部システム連携によるレイテンシを完全排除
  • リアルタイムチーム連携: WebSocketベースの双方向通信でメンバーの営業活動が即座に共有
  • 高精度な売上予測: PostgreSQLベースのデータウェアハウスによりパイプライン分析精度が大幅向上
  • 効率的なフォローアップ: cron式スケジューラーによる自動シーケンスで重要顧客へのコンタクト漏れを完全防止
  • 豊富な外部連携: OAuth 2.0準拠のAPI連携で既存システムとの統合が技術的に安全

デメリット

  • 日本語UIの未対応: 管理画面は英語のみ、ただし顧客データはUTF-8対応で日本語入力可能
  • 月額コストの高さ: VoIP通話機能込みで月額$69/ユーザーと、基本CRMより30%高額
  • 学習コストの存在: 豊富なAPI機能により習得に1〜2週間程度必要
  • 日本の電話番号制限: 050番号のみ取得可能、03・06等の地域番号は技術的制約で利用不可
  • 通話品質の環境依存: WebRTC通信のためネットワーク品質に大きく依存

競合ツールとの簡易比較

結論:電話営業が売上の50%以上を占める企業ならClose CRM、日本語サポート重視ならHubSpot Sales、コスト重視ならPipedriveが最適解。

営業特化型CRMの主要な競合ツールとの機能・料金比較を整理しました。

機能Close CRMHubSpot SalesPipedriveSalesforce Sales Cloud
月額料金$69〜/ユーザー$45〜/ユーザー$15〜/ユーザー$75〜/ユーザー
VoIP電話◎ WebRTC標準搭載△ 有料オプション△ 外部連携のみ△ 外部連携のみ
日本語対応× 英語のみ◎ 完全対応◎ 完全対応◎ 完全対応
API豊富さ◎ REST+GraphQL○ REST API△ REST API限定◎ 高度カスタマイズ
セットアップ○ 中程度◎ 簡単◎ 簡単× 複雑

プロダクト設計の観点では、Close CRMは電話機能をコアとしたアーキテクチャが他社との最大の差別化要素です。技術検証の結果、VoIP通話の音声品質・接続速度・録音機能の完成度は競合を大きく上回っています。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語に対応していますか?

A. UIは英語のみですが、顧客データ・メール・ノート記入ではUTF-8エンコーディングにより日本語入力・表示に完全対応しています。設定メニューや機能名は英語ですが、直感的なアイコン設計のため、1〜2週間程度で慣れる方が大多数です。

Q. 無料プランはありますか?

A. 無料プランはありませんが、14日間の無料トライアルを提供しています。クレジットカード登録不要で全機能をテスト可能です。トライアル期間中はAPI制限が設けられ、1日5回まで電話機能を利用でき、外部ツール連携は3つまで設定できます。

Q. 解約方法や返金ポリシーはどうなっていますか?

A. 解約は管理画面からいつでも実行可能で、当月末で利用停止となります。年払いプランの場合、30日間の返金保証があります。解約時のデータエクスポートも無料で、CSV・Excel・JSON形式でAPIアクセス可能です。

Q. セキュリティやデータ保護は大丈夫ですか?

A. Close CRMはSOC 2 Type II認証を取得しており、企業レベルのセキュリティ基準を満たしています。データはAWS上でAES-256暗号化保存され、通話録音も含めて日本の個人情報保護法に準拠した管理体制です。API通信はTLS 1.3で暗号化されています。

Q. 他のCRMツールからデータ移行できますか?

A. Salesforce・HubSpot・Pipedrive等の主要CRMからのデータ移行をサポートしています。REST API経由でのデータエクスポート/インポートはもちろん、専用の移行ツールを使用すれば、顧客データ・商談履歴・活動記録まで一括移行可能です。

Q. 導入にかかる期間はどの程度ですか?

A. 基本的な設定は1〜3日程度で完了します。アカウント作成・チーム招待・基本的なパイプライン設定までは半日、VoIP設定・外部API連携を含めても1週間以内に運用開始できます。ただし、チームメンバーの習熟期間を考慮すると、本格運用までは2〜3週間程度を見込んでください。


まとめ:Close CRMは電話営業中心の企業におすすめ

  • 統合VoIP機能により営業効率が大幅向上:WebRTC技術でCRM内の電話・録音・分析が完結
  • 月額$69からの投資対効果は高い:電話営業チームの生産性向上で十分にペイ可能
  • 英語に抵抗がなく、電話営業を強化したい企業に最適:BtoB企業の商談数向上に直結

Close CRMは、営業プロセスの効率化と成果向上を同時に実現できる強力なプラットフォームです。14日間の無料トライアルで、実際の効果を体験してみてください。

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