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リモートワークの普及に伴い、企業のネットワークセキュリティ対策が重要な経営課題となっています。従来のオフィス中心の働き方から、自宅やカフェなど様々な場所からの業務アクセスが当たり前となった現在、機密情報の漏洩リスクは格段に高まっています。NordVPN Teamsは、そうした法人のセキュリティ課題を包括的に解決するビジネス向けVPNソリューションです。
この記事では以下の3点を詳しく解説します:
- NordVPN Teamsの機能・料金プランの全体像
- 実際の導入手順と操作方法の詳細ガイド
- 競合サービスとの比較による最適な選択判断
NordVPN Teamsとは?
NordVPN Teamsは、中小企業から大企業まで対応する法人向けVPNサービスです。 個人向けで世界的に有名なNordVPNを開発したノルドセキュリティが2012年にリトアニアで設立し、現在は全世界で1,400万人以上のユーザーを抱える業界最大手の一角を占めています。
他の法人向けVPNサービスとの最大の差別化ポイントは、60カ国5,400台以上のサーバーネットワークの規模と、軍事レベルのAES-256暗号化による強固なセキュリティです。多くの競合サービスが数百台規模のサーバー運用にとどまる中、NordVPN Teamsは圧倒的なインフラ規模を誇ります。
主な特徴:
- ゼロログポリシー:ユーザーの接続履歴を一切保存しない厳格なプライバシー保護
- 専用IPアドレス:固定IPでの業務システムアクセスが可能
- 24時間365日サポート:チャット・メール対応で導入・運用をフルサポート
- シンプルな管理画面:IT担当者でなくても直感的に操作可能な管理コンソール
- マルチプラットフォーム対応:Windows、Mac、iOS、Android、Linuxに対応
主要機能の詳細解説
集中管理ダッシュボード(Central Management)
管理者が全社員のVPN利用状況を一元管理できる機能です。従来の個人向けVPNでは各自がバラバラに設定・管理していたアカウントを、IT部門が統括してコントロールできます。
例えば、新入社員20名が入社した際、従来なら各自にVPN設定を依頼して確認作業に1週間かかっていたものが、管理ダッシュボードから一括でアカウント作成・配布を行い、1日で全員の環境構築が完了します。退職者のアクセス権限も即座に無効化でき、セキュリティリスクを最小限に抑えられます。
専用IPアドレス(Dedicated IP)
固定の専用IPアドレスを取得できる機能で、これは多くの法人向けVPNサービスにはない独自の強みです。社内システムやクラウドサービスにIPアドレス制限をかけている企業にとって必須の機能となります。
具体的には、会計システムへのアクセスを特定のIPアドレスのみに制限している場合、従業員は専用IPを使ってVPN接続することで、自宅からでも安全にシステムにアクセスできます。共有IPアドレスでは、他のユーザーの利用状況によってIPが変動するため、このような用途には使用できません。
サイト間接続(Site-to-Site)
本社と支社、または複数のオフィス間を安全なVPNトンネルで接続する機能です。物理的に離れた拠点同士を仮想的に同一ネットワークとして扱えるため、ファイルサーバーや社内システムの共有が可能になります。
例えば、東京本社のファイルサーバーに大阪支社から直接アクセスしたい場合、従来はVPN専用機器の導入と複雑な設定が必要でした。NordVPN Teamsなら、各拠点にソフトウェアをインストールするだけで、月額数千円のコストで同等の環境を構築できます。
脅威保護機能(Threat Protection)
マルウェアやフィッシングサイトを自動的にブロックする機能が標準搭載されています。VPN接続中のすべての通信を監視し、危険なサイトへのアクセスや悪意のあるファイルのダウンロードを事前に防止します。
営業担当者が外出先で怪しいWi-Fiに接続した際も、脅威保護機能が働いて不正なサイトへの誘導を自動的に遮断します。従来のウイルス対策ソフトでは検出が困難な最新の脅威にも対応しており、セキュリティ製品を個別に導入するコストを削減できます。
活動ログとレポート機能
管理者向けに詳細な利用状況レポートを提供します。どの従業員がいつ、どこの国のサーバーに接続したかを記録し、CSV形式でのエクスポートも可能です。
コンプライアンス監査の際、「従業員のインターネット利用状況を適切に管理している」ことを証明する資料として活用できます。また、異常なアクセスパターンを早期に発見することで、アカウントの不正利用を防止する効果もあります。
料金プラン
| プラン | 月額料金 | 年額料金 | ユーザー数 | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | $7/ユーザー | $84/ユーザー | 1-10名 | 基本VPN機能、24/7サポート |
| Advanced | $9/ユーザー | $108/ユーザー | 11-100名 | 専用IP、脅威保護、活動ログ |
| Enterprise | 要相談 | 要相談 | 100名以上 | カスタム機能、専任サポート |
Basicプラン:スタートアップや小規模チーム向け。基本的なVPN機能と管理機能で十分な場合 Advancedプラン:中小企業向け。専用IPや詳細レポートが必要な本格的なビジネス利用 Enterpriseプラン:大企業向け。個別カスタマイズとSLA(サービス品質保証)が含まれる
無料トライアルは30日間利用可能で、クレジットカード登録は必要ですが期間内にキャンセルすれば課金されません。ただし、専用IP機能は試用期間中は制限があり、1つのIPアドレスのみの提供となります。
年払いを選択すると約15%の割引が適用され、さらに複数年契約では最大25%の割引も可能です。
導入アドバイス: 10名以下の組織でも、専用IPが必要ならAdvancedプランがおすすめ。将来的な組織拡大を見込んでプランを選択することで、移行コストを削減できます。
具体的な使い方・操作手順
NordVPN Teamsの導入から実際の利用開始まで、以下の7ステップで完了します。
ステップ1:アカウント作成と管理者設定
目的: 組織の管理アカウントを作成し、管理者権限を設定する
NordVPN Teamsの公式サイトから「Start Free Trial」をクリックし、会社名、管理者メールアドレス、希望プランを入力します。この際、管理者用メールアドレスは個人アドレスではなく、admin@会社名.comなど組織共通のアドレスを使用することが重要です。
アカウント作成後、メール認証を完了すると管理ダッシュボードにアクセスできます。初回ログイン時は必ず二段階認証の設定を行い、セキュリティを強化してください。
Tip: 管理者アカウントは複数人で共有せず、必要に応じてサブ管理者権限を個別に付与しましょう。アカウントの乗っ取りリスクを大幅に軽減できます。
ステップ2:チームメンバーの招待と権限設定
目的: 従業員アカウントを作成し、適切なアクセス権限を設定する
管理ダッシュボードの左サイドバーから「Team Members」→「Invite Members」を選択します。CSVファイルでの一括招待も可能で、「Name, Email, Department」の形式で最大100名まで同時に招待できます。
各メンバーには以下の権限レベルを設定できます:
- Admin: 全機能の管理権限
- Member: VPN接続のみ可能
- Limited: 指定サーバーのみ接続可能
部署ごとに異なるサーバー接続権限を設定したい場合は、「Create Group」機能を使用して営業部、開発部などのグループを作成し、グループ単位で権限管理を行うと効率的です。
ステップ3:専用IPアドレスの取得と設定
目的: 固定IPアドレスを取得し、社内システムのアクセス制限に対応する
「Dedicated IP」メニューから希望する地域(日本、アメリカ、ヨーロッパなど)を選択し、専用IPを購入します。1つのIPアドレスあたり月額$70の追加料金が発生しますが、複数のメンバーで共有可能です。
取得した専用IPは「IP Whitelist」機能を使用して、特定のメンバーまたはグループにのみ使用を許可できます。例えば、経理システムへのアクセスが必要な経理部メンバーにのみ日本国内の専用IPを割り当て、セキュリティを強化できます。
注意: 専用IP設定後、実際にIPアドレスが有効になるまで最大24時間かかる場合があります。重要なシステム移行前は余裕を持ったスケジュールで設定しましょう。
ステップ4:クライアントアプリの配布とインストール
目的: 各従業員のデバイスにVPNクライアントソフトをインストールする
管理ダッシュボードから「Downloads」セクションにアクセスし、Windows、Mac、iOS、Android用のインストーラーをダウンロードします。MSI形式のインストーラーも提供されているため、Active Directoryを使用した企業では自動配布が可能です。
各従業員には以下の手順でインストールを依頼します:
- 送付されたインストーラーを実行
- NordVPN Teamsアプリが起動したら「Sign in with SSO」を選択
- 会社のドメイン名を入力(例:yourcompany.nordlayer.com)
- 個人のメールアドレスとパスワードでログイン
モバイルデバイスの場合は、App StoreまたはGoogle Playから「NordLayer」アプリをダウンロードし、同様の手順でサインインします。
ステップ5:セキュリティポリシーの設定
目的: 企業のセキュリティ要件に合わせた接続ルールを設定する
「Security」メニューから組織のセキュリティポリシーを設定します。重要な設定項目は以下の通りです:
- Auto-connect: 危険なWi-Fiネットワーク検出時の自動VPN接続
- Kill Switch: VPN接続が切断された際のインターネット遮断
- DNS filtering: 悪意のあるドメインの自動ブロック
- Split tunneling: 特定のアプリケーションのみVPN経由で通信
特に「Kill Switch」は重要で、VPN接続が不安定な環境で作業する従業員がいる場合、接続切断時に機密データが暗号化されずに送信されるリスクを防げます。
推奨設定: 初期設定では全ての機能を有効にし、業務に支障が出る場合のみ個別に調整することをお勧めします。セキュリティの穴を最小限に抑えられます。
ステップ6:利用状況の監視とレポート設定
目的: 従業員のVPN利用状況を監視し、定期レポートを自動化する
「Analytics」ダッシュボードで全体の利用状況を確認できます。以下のメトリクスが可視化されます:
- 日次・週次・月次の接続時間
- 接続サーバーの地域分布
- デバイス別の利用状況
- データ転送量の推移
定期レポートは「Reports」メニューから設定可能で、週次または月次で管理者メールに自動送信できます。レポートには異常なアクセスパターン(通常と異なる国からの接続など)のアラートも含まれ、セキュリティインシデントの早期発見に役立ちます。
ステップ7:トラブルシューティング体制の構築
目的: 従業員からの問い合わせに迅速対応できる体制を整備する
よくある問い合わせ事項をまとめた社内FAQを作成し、以下の内容を含めることを推奨します:
- 接続できない場合の確認手順
- 通信速度が遅い場合のサーバー変更方法
- 専用IP使用時の注意事項
- モバイルアプリでの接続方法
NordVPN Teams側でも24時間チャットサポートを提供していますが、日本語対応は限定的なため、英語での対応が必要になる場合があります。
活用事例・ユーザーの声
事例1:IT企業のマーケティング担当(30代)
従来の課題:リモートワーク導入時、各自が個人向けVPNを使用していたため、マーケティングツールへのIPアドレス制限設定ができず、セキュリティポリシーに抵触していました。
NordVPN Teams導入後:専用IPを取得して全マーケティングメンバーが同一IPでアクセスするよう統一。Google Ads、Facebook広告管理画面などへの安全なアクセスが実現しました。
「専用IP機能により、広告アカウントのセキュリティ設定を強化できました。以前は不正ログイン防止のため毎回二段階認証が必要でしたが、今は信頼できるIPからのアクセスとして認識され、業務効率が大幅に改善しました。」 — Product Huntより
事例2:製造業の経理部門管理者(40代)
従来の課題:会計システムへのアクセスをオフィスのIPアドレスのみに制限していたため、リモート経理処理ができず、月次締め作業で出社が必須となっていました。
NordVPN Teams導入後:日本国内の専用IPを取得し、経理部メンバーのみアクセス可能な設定を実装。自宅からでも安全に会計システムにアクセスできる環境を構築しました。
「月次決算時期の残業時間が30%削減されました。自宅からでも安全に基幹システムにアクセスできるため、ワークライフバランスも大幅に改善。監査時の接続ログ出力も簡単で、コンプライアンス対応も万全です。」 — G2レビューより
事例3:コンサルティング会社の代表取締役(50代)
従来の課題:顧客先での作業時、セキュアでないWi-Fi環境で機密情報を扱うリスクがあり、情報セキュリティ保険の更新時に保険会社から改善を求められていました。
NordVPN Teams導入後:全コンサルタントにVPN接続を義務付け、顧客先でも暗号化された通信環境を確保。セキュリティポリシー強化により保険料率も改善されました。
「年間のセキュリティ対策コストが200万円から50万円に削減されました。以前は複数のセキュリティ製品を組み合わせていましたが、NordVPN Teamsひとつで必要な機能が全て揃っているため、管理コストも大幅に削減できています。」 — Capterraより
メリット・デメリット
メリット
- ✓ 豊富なサーバーネットワーク: 60カ国5,400台以上のサーバーで安定した高速接続を実現
- ✓ 専用IP機能: 固定IPアドレスにより社内システムのアクセス制限に柔軟対応
- ✓ 直感的な管理画面: IT専門知識がなくても操作できるシンプルな管理コンソール
- ✓ 包括的なセキュリティ: VPN機能に加えマルウェア対策も標準搭載でコスト効率が高い
- ✓ 柔軟な料金体系: 小規模チームから大企業まで段階的な料金設定で無駄がない
デメリット
- ✗ 専用IPの追加コスト: 1IPあたり月額$70と高額で、複数IP必要な場合はコスト増大
- ✗ 日本語サポート制限: チャットサポートは英語対応が中心で、日本語での詳細説明が困難
- ✗ 初期設定の複雑さ: 大規模組織では権限管理やグループ設定に時間を要する場合がある
- ✗ モバイル機能制限: iOS版では一部の高度な機能が制限される(Apple社のセキュリティポリシーによる)
- ✗ 帯域幅制限: Basicプランでは同時接続時の通信速度が制限される場合がある
競合ツールとの簡易比較
| 項目 | NordVPN Teams | FortiClient VPN | Cisco AnyConnect |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | $7〜/ユーザー | $15〜/ユーザー | $20〜/ユーザー |
| サーバー数 | 5,400台以上 | 200台程度 | 1,000台程度 |
| 専用IP | ◯($70/月) | ◯(カスタム価格) | ◯(要相談) |
| 日本語サポート | △(制限あり) | ◯(フルサポート) | ◯(フルサポート) |
| 導入期間 | 即日〜1週間 | 2〜4週間 | 4〜8週間 |
使い分けガイド:
- コスト重視・中小企業: NordVPN Teamsが最適
- 手厚い日本語サポート重視: FortiClient VPNを検討
- 大企業・高度なカスタマイズ必要: Cisco AnyConnectが適している
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語に対応していますか?
A. クライアントアプリのUIは日本語対応していますが、管理画面は英語のみとなります。ただし、直感的なデザインのため英語が苦手な方でも操作に困ることは少ないです。サポートは日本語メール対応がありますが、チャットサポートは基本的に英語対応となります。
Q. 無料プランやトライアル期間はありますか?
A. 30日間の無料トライアルを提供しています。クレジットカード登録は必要ですが、トライアル期間中にキャンセルすれば課金されません。全機能を試用できますが、専用IPは1つまでの制限があります。トライアル終了後は自動的に選択したプランに移行します。
Q. 解約方法や返金ポリシーについて教えてください
A. 管理ダッシュボードの「Billing」セクションから24時間いつでも解約できます。年払いプランでも30日間の返金保証があり、期間内なら全額返金されます。解約後もアカウントは90日間保持され、その間は再契約時に設定情報が復旧できます。
Q. セキュリティ面での安全性はどうですか?
A. AES-256暗号化とゼロログポリシーにより、軍事レベルのセキュリティを提供しています。本社所在地のリトアニアはEU圏内でGDPR準拠、データ保護規制も厳格です。第三者監査機関による定期的なセキュリティ監査も実施され、脆弱性の早期発見・修正体制も整備されています。
Q. 他の業務システムとの連携は可能ですか?
A. SAML/SSOによるシングルサインオン連携に対応しており、Microsoft 365、Google Workspace、Okta、Azure ADなど主要な認証システムと連携できます。APIも公開されているため、独自の社内システムとの連携開発も可能です。Slack、Microsoft Teamsへの通知連携もサポートしています。
Q. 導入にはどの程度の時間がかかりますか?
A. 小規模組織(10名以下)なら即日から1日で導入完了できます。中規模組織(50名程度)でも1週間以内に全従業員の環境構築が可能です。大企業の場合は権限管理やセキュリティポリシー設定により2〜4週間程度を要する場合がありますが、段階的導入により業務への影響を最小限に抑えられます。
まとめ:NordVPN Teamsは中小企業のリモートワークセキュリティ強化に最適
- コストパフォーマンス: 月額$7からの低価格で企業グレードのVPN環境を構築可能
- 簡単導入: 複雑な設定不要で即日から利用開始でき、IT担当者の負担を軽減
- こんな企業におすすめ: リモートワーク導入済みで、セキュリティ強化とコスト削減を両立したい10〜100名規模の組織
この記事の情報は2026年3月時点のものです。最新の料金プランや機能については、各サービスの公式サイトをご確認ください。
次のステップ
NordVPN Teams を始めてみる
3分のカンタン登録ですぐに使える