Make(旧Integromat)とは?自動化ツールの機能・料金・活用法

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Make
ワークフロー自動化
$0/月
無料プラン
$9〜
有料プラン
500万+
ユーザー数
主な機能
API連携
ワークフロー
データ変換
条件分岐
スケジュール
Good
直感的な操作性
豊富なアプリ連携
無料プランあり
Note
学習コストあり
複雑な設定
業務効率化
中小企業
デジタル化推進

日々のルーティンワークに追われる現状を変える一歩

毎日のメール処理、顧客データの手動入力、複数システム間でのデータコピー&ペースト作業。これらの繰り返し業務に時間を取られ、本来集中すべき戦略的な仕事に手が回らない現状に直面していませんか?

Make(旧Integromat)は、プログラミング知識がなくても複雑な業務自動化を実現できるローコードプラットフォームです。

この記事で分かること:

  • Makeの機能と他ツールとの違い
  • 具体的な導入手順と操作方法
  • 実際の活用事例と費用対効果

Makeとは?

Makeは、複数のWebサービスとアプリケーションを連携させて業務を自動化するためのSaaSツールです。 チェコの首都プラハに本社を置くMake社が2012年に開発し、現在世界中で50万人以上のユーザーが利用しています。

同じ自動化ツールであるZapierと比較した際のMakeの最大の差別化ポイントは、ビジュアルシナリオエディターによる複雑なワークフロー設計能力です。条件分岐や繰り返し処理を直感的に組み立てられるため、エンジニアでなくても高度な自動化を実現できます。

主な特徴:

  • 1,400以上のアプリ・サービスとの連携
  • ドラッグ&ドロップによる直感的なワークフロー作成
  • リアルタイム実行とスケジュール実行の両対応
  • エラーハンドリングとデバッグ機能
  • 無料プランでも月1,000回の操作が可能

主要機能の詳細解説

シナリオビルダー(Scenario Builder)

Makeの中核機能となる視覚的なワークフロー作成ツールです。複数のアプリやサービスを線で繋ぎ、データの流れを図式化できます。

例えば、Googleフォームで収集した問い合わせデータを自動でCRMに登録し、担当者にSlack通知を送り、お客様には確認メールを送信するといった一連の流れを1つのシナリオとして構築できます。従来なら手動で30分かかっていた作業が、数秒で完了するようになります。

データマッピング(Data Mapping)

異なるアプリケーション間でデータ形式を自動変換する機能です。送信元と送信先でフィールド名や形式が異なる場合も、視覚的にデータの対応関係を設定できます。

例えば、HubSpotの「First Name」フィールドをSlackの「display_name」フィールドに自動変換し、さらに敬語形式に加工して「○○様」として表示することが可能です。

エラーハンドリング(Error Handling)

自動化プロセスでエラーが発生した際の対処法を事前に設定できる機能です。API制限に達した場合の待機時間設定や、特定のエラー発生時の代替ルート実行などを指定できます。

実際の運用では、メール送信APIが一時的にダウンした場合に別のメール配信サービスに切り替えたり、管理者にエラー通知を送ったりする処理を組み込むことで、業務の継続性を保てます。

Webhooks・スケジューリング

リアルタイム連携のためのWebhook受信機能と、定期実行のためのスケジューリング機能を提供します。新しいデータが登録された瞬間に処理を開始するトリガー型と、毎日午前9時に実行する定時型の両方に対応しています。

営業チームでは、CRMに新規リードが登録された瞬間に自動で営業担当者をアサインし、初回コンタクト用のメールテンプレートを生成する仕組みを構築している企業も多数あります。

HTTP/REST API連携

標準的な連携アプリにない独自システムやレガシーシステムとも、HTTP/REST APIを通じて接続できます。認証方法も基本認証、OAuth 2.0、APIキーなど主要な方式に対応しています。

自社開発の在庫管理システムと外部の会計ソフトを連携させ、売上データの自動同期を実現している中小企業の事例も報告されています。

料金プラン

プラン月額料金実行回数/月連携アプリ数こんな人向け
Free$01,000回無制限個人・小規模チーム
Core$10.5910,000回無制限中小企業・部署単位
Pro$18.8240,000回無制限成長企業・複数チーム
Teams$34.1280,000回無制限大企業・全社導入

年払いを選択すると約15%の割引が適用されます。無料プランでも機能制限はほとんどなく、実行回数のみが制限される仕組みです。

注意点として、1つの処理ステップが1回の実行としてカウントされるため、5ステップのシナリオを1回実行すると5回分として計算されます。

まずはFreeプランで1ヶ月試用し、実行回数を基準にプランを選択することをおすすめします。多くの中小企業では月3,000-5,000回程度の実行で十分な自動化効果を得られています。

具体的な使い方・操作手順

実際にMakeを使ってGoogleフォームからの問い合わせを自動でSlackに通知するシナリオを作成してみましょう。この手順を参考に、まずはシンプルな自動化から始められます。

1. アカウント作成とログイン

目的: Makeプラットフォームにアクセスできる環境を整える

Make公式サイトにアクセスし、右上の「Sign Up」をクリックします。メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成した後、認証メールのリンクをクリックしてアカウントを有効化してください。

Tip: Googleアカウントでのソーシャルログインも可能ですが、後の連携設定を考慮すると、業務用メールアドレスでの登録をおすすめします。

2. 新規シナリオの作成

目的: 自動化ワークフローの土台を準備する

ダッシュボード左サイドバーの「Scenarios」→「Create a new scenario」を選択します。シナリオ名に「GoogleForm to Slack Notification」などわかりやすい名前を入力し、「Continue」をクリックしてビジュアルエディターに移動します。

中央に表示される「+」ボタンから最初のアプリを選択します。検索窓に「Google Forms」と入力し、Google Formsアプリを追加してください。

3. Google Formsトリガーの設定

目的: フォーム送信をきっかけに自動化を開始する仕組みを構築

Google Formsモジュールから「Watch Responses」を選択します。「Create a connection」をクリックし、Googleアカウントでの認証を完了してください。

認証後、監視したいGoogleフォームを「Form」ドロップダウンから選択します。「Maximum number of returned responses」は10に設定し、「OK」をクリックして設定を保存します。

注意点: フォームが表示されない場合は、ブラウザでGoogleフォームを一度開き直してから、Makeの画面をリフレッシュしてください。

4. Slack通知モジュールの追加

目的: フォーム送信時にSlackへメッセージを送信する

Google Formsモジュールの右側にある小さな「+」ボタンをクリックし、「Slack」を検索して追加します。「Send a Message」アクションを選択し、Slackワークスペースとの連携設定を行います。

チャンネル選択では、通知を受け取りたいチャンネル(#sales、#supportなど)を指定します。メッセージ内容では、フォームの回答データを動的に挿入できます。

5. メッセージ内容のカスタマイズ

目的: フォームデータを読みやすい形式でSlackに表示

Slackモジュールの「Text」フィールドに以下のような内容を設定します:

新しい問い合わせが届きました!

**お名前:** 「1.responses[0].answer」
**メールアドレス:** 「1.responses[1].answer」  
**お問い合わせ内容:** 「1.responses[2].answer」

対応をお願いします。

二重波括弧内の変数は、右側のパネルから該当するフォームフィールドをクリックすることで自動挿入されます。

Tip: 「Run once」ボタンを押すと、実際のフォームデータを使ってテスト実行できます。メッセージの表示形式を事前に確認しておきましょう。

6. シナリオのテストと調整

目的: 実際の運用前に動作を確認し、必要に応じて修正

左下の「Run once」をクリックし、テスト用のフォーム送信を行ってください。正常に動作すれば、各モジュールに緑のチェックマークが表示され、Slackに通知メッセージが届きます。

エラーが発生した場合は、赤いエラーアイコンをクリックして詳細を確認できます。権限不足やフィールドの不一致が主な原因となることが多いです。

7. シナリオの本格運用開始

目的: 継続的な自動化を実現する

テストが成功したら、画面左下の「Scheduling」トグルをONに切り替えます。これにより、新しいフォーム送信が発生するたびに自動でSlack通知が送信されるようになります。

最後に「Save」ボタンをクリックしてシナリオを保存し、ダッシュボードから実行状況をモニタリングできます。

重要: シナリオが動作中は実行回数が消費され続けます。不要になった場合は必ずSchedulingをOFFにしてください。

活用事例・ユーザーの声

事例1:SaaS企業のカスタマーサクセスチーム

導入前は新規ユーザーの製品利用状況を手動でチェックし、個別にフォローアップメールを送信していたため、1人あたり月40時間を要していました。Makeを導入し、ユーザーの行動データ(ログイン頻度、機能利用状況)を自動分析し、適切なタイミングでパーソナライズされたオンボーディングメールを送信する仕組みを構築。結果として、ユーザーの継続率が35%向上し、チームの作業時間は月10時間まで短縮されました。

「Makeのおかげで、データ分析からメール送信まで完全自動化できました。特にフィルタリング機能で『30日間未ログインユーザー』のような条件設定が簡単にできる点が素晴らしいです。」 — G2レビューより(SaaS業界・カスタマーサクセス)

事例2:不動産会社の営業管理

従来は複数の不動産ポータルサイトからの問い合わせを営業担当者がメールで個別確認し、CRMへの手動入力とお客様への返信を行っていました。Makeで各ポータルサイトとCRMを連携し、問い合わせの自動振り分け、担当者アサイン、初回回答メールの自動送信システムを構築。初回対応時間が平均4時間から15分に短縮され、問い合わせ対応漏れもゼロになりました。

「以前は夜遅くや週末の問い合わせ対応が課題でしたが、今は24時間自動で初回返信ができています。お客様からの評価も格段に上がりました。」 — Capterraより(不動産業界・営業マネージャー)

事例3:製造業の在庫・発注管理

在庫管理システム、会計ソフト、発注システムがそれぞれ独立しており、データの不整合や発注タイミングの遅れが頻発していました。Makeで3つのシステムを連携させ、在庫レベルが設定値を下回った際の自動発注、納期遅延アラート、財務データの自動同期を実現。在庫切れによる製造停止時間が月20時間から2時間に削減され、適正在庫の維持により運転資本も15%改善しました。

「レガシーな基幹システムとクラウドサービスを繋げられるとは思っていませんでした。HTTP APIモジュールのおかげで古いシステムも連携でき、投資対効果は想定の3倍以上です。」 — TrustRadiusより(製造業界・IT責任者)

メリット・デメリット

メリット

  • 複雑なロジック対応: 条件分岐や繰り返し処理を含む高度なワークフローを視覚的に作成可能
  • 豊富な連携先: 1,400以上のアプリ・サービスとの連携により、ほぼ全ての業務システムを接続可能
  • コストパフォーマンス: 月額10ドル程度で中小企業の大部分の自動化ニーズをカバー
  • リアルタイム処理: Webhook対応により、データ更新の瞬間に自動処理を実行可能
  • エラー処理機能: 自動化プロセスでエラーが発生した際の代替処理や通知設定が充実

デメリット

  • 学習コストの存在: 基本操作は簡単だが、複雑なシナリオ作成には2-3週間の習得期間が必要
  • 日本語UI未対応: 管理画面が英語のみのため、英語に慣れていないユーザーには初期ハードルあり
  • 実行回数制限: 複雑なワークフローでは実行回数消費が多く、プラン選択を慎重に行う必要
  • 障害時の影響範囲: Make側の障害で複数の自動化プロセスが一時停止するリスク
  • 高度なカスタマイズ制限: 非常に特殊な要件には対応できない場合がある(プログラミング必須の領域)

競合ツールとの簡易比較

ツール月額料金連携数特徴向いている用途
Make$10.59〜1,400+複雑なロジック高度な自動化
Zapier$19.99〜5,000+シンプル操作基本的な連携
Microsoft Power Automate$15〜600+Office365統合Microsoft環境

使い分けの指針:

  • 複雑な条件分岐や繰り返し処理が必要 → Make
  • シンプルな1対1連携中心 → Zapier
  • Microsoft製品がメイン → Power Automate

Makeは特に、「AかつBの条件を満たした場合のみCを実行し、それ以外はDとEを並行実行」のような複雑な業務ロジックの自動化で他ツールを圧倒しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語に対応していますか?

A. UIは英語のみですが、データ処理やメッセージ送信では日本語の入出力に完全対応しています。メール送信やSlack通知なども日本語で問題なく動作し、文字化けの報告もありません。管理画面の英語も直感的なアイコンと構成のため、慣れれば支障はありません。

Q. 無料プランはありますか?

A. はい。Freeプランでは月1,000回まで無料で利用できます。機能制限はなく、有料プランと同じ全ての連携アプリとモジュールを使用可能です。個人事業主や小規模チームなら無料プランでも十分実用的です。

Q. 解約方法や返金ポリシーはどうなっていますか?

A. アカウント設定の「Billing」セクションからいつでも解約可能です。年払いプランでも途中解約でき、未使用分は月割りで返金されます。ダウングレードも自由に行え、Freeプランへの変更もワンクリックで完了します。

Q. セキュリティやデータ保護は大丈夫ですか?

A. Make社はSOC 2 Type IIやISO 27001認証を取得しており、企業レベルのセキュリティ基準を満たしています。データは暗号化されてEUとUSのデータセンターに保存され、GDPR(欧州一般データ保護規則)にも完全準拠しています。

Q. 他のツールとの連携で設定が難しそうですが…

A. ほとんどの主要サービス(Salesforce、HubSpot、Slack、Googleワークスペースなど)では、OAuth認証による簡単接続が可能です。設定は「Connect」ボタンをクリックして各サービスでログインするだけ。API設定やトークン取得などの技術的な作業は不要です。

Q. 導入にはどれくらいの時間がかかりますか?

A. シンプルな連携(メール→Slack通知など)なら30分程度で完成します。複雑な業務フローの自動化でも、設計から本格運用まで1-2週間が目安です。Make社の豊富なテンプレートを活用すれば、さらに短時間での導入が可能です。


まとめ:Makeはこんな方におすすめ

  • 複雑な業務ロジックを自動化したい中小企業・部門責任者
  • 月額1万円程度の予算で最大限の効率化を実現したい組織
  • プログラミング不要で高度なシステム連携を実現したい非エンジニア

Makeの最大の価値は、エンジニアに頼らず業務担当者自身が複雑な自動化を構築できる点にあります。まずは無料プランで身近な繰り返し作業の自動化から始めてみてください。

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参考・情報ソース

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