Intercom とは?AIカスタマーサポートツールの機能・料金・使い方

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Intercom
AIサポート
$0/月
無料プラン
$39〜
有料プラン
25,000+
ユーザー数
主な機能
チャットボット
ヘルプデスク
顧客管理
自動応答
多言語対応
Good
AI自動応答
直感的UI
豊富な連携
Note
日本語化不完全
高機能ゆえ複雑
カスタマーサポート
SaaS企業
EC事業者

Intercomとは?AIカスタマーサポートツールの機能・料金・使い方

Intercomは、ライブチャットとAIを組み合わせた顧客対応自動化ツールです。Webサイトへの導入から運用まで、直感的な操作でカスタマーサポートの効率化を実現できます。

この記事で分かること:

  • Intercomの機能と使い方
  • 料金プランの比較
  • 導入事例と活用方法

Intercomとは?

Intercomは、顧客とのメッセージング体験を向上させるためのSaaSツールです。アメリカ・サンフランシスコで2011年に設立され、現在25,000社以上の企業が導入している業界トップクラスのメッセージング プラットフォームです。

競合ツールとの最大の差別化ポイントは、AIと人間のオペレーターがシームレスに連携できる仕組みです。Resolution Bot(AIチャットボット)が一次対応を行い、複雑な問い合わせは自動的に人間のエージェントにエスカレーションされます。

Intercomの主な特徴:

  • ライブチャット機能とAIボットの統合
  • 顧客情報を一元管理できるヘルプデスク機能
  • プロアクティブなメッセージ配信
  • 多言語対応(日本語含む40言語以上)
  • SlackやSalesforceなど100以上のツール連携

主要機能の詳細解説

Messenger(ライブチャット機能)

Messengerは、Webサイトやモバイルアプリに設置できるライブチャット機能です。訪問者との直接的なコミュニケーションが可能で、リアルタイムでの問い合わせ対応ができます。

例えば、ECサイトで商品について質問があるユーザーに対し、サイトを離れることなく即座に回答を提供できます。チャット画面はカスタマイズ可能で、ブランドカラーやロゴの設定により企業の統一感を保てます。

Resolution Bot(AIチャットボット)

Resolution Botは、よくある質問への自動回答を行うAI機能です。機械学習により過去の対話データから適切な回答を生成し、平均67%の問い合わせを人間の介入なしで解決できます。

例えば、「注文のキャンセル方法は?」「配送状況を知りたい」といった定型的な質問に対し、24時間365日自動で対応します。解決できない複雑な問い合わせは、適切なスキルを持つ人間のエージェントに自動転送されます。

Help Desk(ヘルプデスク機能)

Help Deskは、すべての顧客対応を一元管理できる機能です。チャット、メール、電話など複数チャネルからの問い合わせを1つのインターフェースで管理できます。

例えば、同じ顧客から「メールで価格問い合わせ → チャットでデモ依頼 → 電話でクレーム」という一連のやり取りがあった場合、すべての履歴を時系列で確認できます。担当者の引き継ぎもスムーズになり、顧客満足度の向上につながります。

Proactive Support(プロアクティブサポート)

Proactive Supportは、顧客の行動に基づいて能動的にメッセージを配信する機能です。特定のページを閲覧した訪問者や、カートに商品を入れたまま離脱したユーザーに自動でアプローチできます。

例えば、料金ページを30秒以上閲覧している訪問者に「ご不明点はありませんか?」とチャットを表示したり、サービス解約ページを訪れたユーザーに改善アンケートを送信したりできます。

Knowledge Base(ナレッジベース)

Knowledge Baseは、セルフサービス型のヘルプセンターを構築できる機能です。FAQや操作マニュアルを整理し、顧客が自力で問題解決できる環境を提供します。

例えば、SaaS企業が「アカウント設定」「支払い方法の変更」「データのエクスポート手順」などをカテゴリー別に整理し、検索機能付きのヘルプサイトを作成できます。これにより問い合わせ件数を削減し、カスタマーサポートチームの負荷軽減が可能です。

料金プラン

Intercomの料金プランは、利用する機能と対象の顧客数に応じて設定されています。

プラン月額料金主な機能こんな人向け
Essential$39/月ライブチャット、基本レポート小規模チーム、チャット機能のみ
Advanced$99/月AIボット、プロアクティブサポート、詳細分析中規模企業、AI活用で効率化したい
Expert$139/月高度なワークフロー、A/Bテスト、優先サポート大企業、複雑な業務フローに対応
Enterprise要問い合わせカスタム統合、専任サポート、SAML SSO上場企業、セキュリティ要件が厳しい

無料プラン:14日間のトライアルあり。クレジットカード登録不要で全機能を試せます。ただし、Resolution Botは月100回まで、Knowledge Baseは5記事までの制限があります。

年払いを選択すると約20%の割引が適用されます。また、顧客数10,000人を超える場合は追加料金が発生します。

推奨: 初めて導入する企業にはAdvancedプランがおすすめです。AIボットとプロアクティブサポートが使えるため、投資対効果を実感しやすいでしょう。

具体的な使い方・操作手順

ここでは、Intercomの基本的なセットアップから実際の運用開始までの手順を詳しく解説します。

1. アカウント作成とワークスペース設定

目的: Intercomのアカウントを作成し、基本的な会社情報を設定する

公式サイトの「Start free trial」ボタンから登録を開始します。メールアドレス、パスワード、会社名を入力後、業界と従業員数を選択します。「What’s your role?」では「Customer Support」「Marketing」「Product」から最も近い職種を選択してください。

Tip: 会社のドメインメールアドレスを使用することで、チームメンバーの招待が簡単になります。

2. Webサイトへのチャットウィジェット設置

目的: 自社サイトにライブチャット機能を追加する

左サイドバーの「Settings」→「Installation」に移動し、提供されるJavaScriptコードをコピーします。このコードをWebサイトの</body>タグ直前に貼り付けます。WordPressの場合は、テーマの「functions.php」またはプラグイン「Insert Headers and Footers」を使用します。

設置後、「Test your installation」ボタンで正常に動作するか確認してください。チャットアイコンがサイト右下に表示されれば設置完了です。

注意点: GTM(Googleタグマネージャー)経由で設置する場合は、「All Pages」のトリガーを設定し、タグの優先度を「1」に設定すると他のスクリプトとの競合を避けられます。

3. 基本的なチャットボットの作成

目的: よくある質問に自動回答するAIボットを設定する

上部メニューの「Resolution Bot」→「Create new bot」をクリックします。「Answer questions」テンプレートを選択し、ボット名を「サポートボット」などに設定します。

「Add questions」で想定される質問と回答を追加していきます。例えば、「営業時間は?」という質問に対して「平日9:00-18:00(土日祝除く)」という回答を設定します。最低10個以上の質問を登録すると、AIの精度が向上します。

4. プロアクティブメッセージの設定

目的: 特定の条件でユーザーに自動的にメッセージを送信する

「Messages」→「New message」→「Show to website visitors」を選択します。メッセージ内容を「ご不明点はございませんか?お気軽にお声かけください!」のように設定します。

「Audience」で対象者を絞り込みます。「Spent time on site」を「30 seconds」に設定すると、30秒以上滞在したユーザーにのみメッセージが表示されます。「Pages visited」で特定のURLを指定することで、料金ページや製品ページの訪問者のみをターゲットにできます。

最適化のコツ: メッセージ表示のタイミングは、ページの読了時間を考慮して設定しましょう。短すぎると煩わしく感じられ、長すぎると離脱後になってしまいます。

5. チームメンバーの招待と役割設定

目的: 複数人でカスタマーサポートを運営する体制を構築する

「Settings」→「Team」→「Invite teammates」でチームメンバーを招待します。メールアドレスを入力し、適切な役割を選択します。

  • Admin: 全機能にアクセス可能、支払い設定も変更可
  • Agent: 顧客対応のみ、設定変更は不可
  • Teammate: 限定的なアクセス権、特定の機能のみ使用可

「Inbox assignment」で、問い合わせを特定のメンバーに自動振り分けするルールも設定できます。例えば、技術的な問い合わせは開発チームに、請求関連は経理担当者に自動的に割り当てられます。

6. 営業時間とオフィスタイムの設定

目的: 営業時間外の自動応答を設定し、顧客期待値を管理する

「Settings」→「Office hours」で営業日と営業時間を設定します。平日9:00-18:00の設定の場合、営業時間外に受信したメッセージには「現在営業時間外です。翌営業日にお返事いたします」などの自動返信が送信されます。

「Weekend and holidays」では、土日祝日の対応方針も設定可能です。完全に対応を停止するか、緊急時のみ対応可能というメッセージを表示するかを選択できます。

7. パフォーマンス分析の確認とPDCAサイクル

目的: 運用データを分析し、継続的な改善を実施する

「Reports」では、以下の重要指標を確認できます:

  • First response time: 初回応答時間(目標:1時間以内)
  • Resolution rate: 問題解決率(目標:90%以上)
  • Customer satisfaction: 顧客満足度(目標:4.5/5.0以上)

週次でこれらの数値を確認し、回答の遅いカテゴリがあれば新しいボット回答を追加したり、満足度の低い対応についてはチーム内でフィードバックセッションを実施したりして改善に取り組みます。

成功の秘訣: 最初の1か月は毎日データを確認し、ボットの回答精度を向上させることに集中しましょう。この期間の投資が、その後の大幅な業務効率化につながります。

活用事例・ユーザーの声

事例1:SaaS企業のカスタマーサクセスチーム

導入前の課題: 製品の使い方に関する問い合わせが毎日50件以上あり、同じような質問の対応に多くの時間を費やしていました。担当者は顧客からの問い合わせ対応だけで1日8時間のうち6時間を消費し、プロアクティブな顧客成功支援ができない状況でした。

解決策と成果: Resolution Botに頻出質問の回答を学習させ、Knowledge Baseで詳細な操作マニュアルを整備しました。結果として、基本的な操作に関する問い合わせの75%を自動化でき、担当者は戦略的な顧客支援業務に集中できるようになりました。

「Intercomのボット機能により、『ログイン方法』『パスワードリセット』といった基本的な問い合わせ対応時間が月80時間から20時間に短縮されました。空いた時間で顧客の利用状況分析や改善提案に取り組めるようになり、チャーン率が15%改善しました。」 — Capterraより(SaaS業界・カスタマーサクセス担当)

事例2:ECサイト運営企業のカスタマーサポート部門

導入前の課題: 商品に関する問い合わせが営業時間外に集中し、翌営業日まで返答を待たせることで機会損失が発生していました。特に海外顧客からの問い合わせは時差の関係で対応が遅れがちでした。

解決策と成果: 24時間対応のチャットボットを導入し、商品の在庫状況、配送料金、返品ポリシーなどの基本情報を自動回答化しました。また、プロアクティブメッセージ機能で、カートに商品を追加したまま10分間操作がないユーザーに自動的に「ご質問はありませんか?」と声かけを行うようにしました。

「営業時間外の問い合わせ対応が自動化され、夜間や週末の問い合わせにも即座に回答できるようになりました。特に海外顧客からの満足度が向上し、コンバージョン率が12%向上しました。プロアクティブなメッセージ機能により、購入直前の疑問を解決できたことが大きいと思います。」 — G2レビューより(E-commerce業界・カスタマーサポート担当)

事例3:IT関連企業のマーケティングチーム

導入前の課題: Webサイトの訪問者は多いものの、問い合わせフォームからの連絡は少なく、見込み客との接点が限定的でした。訪問者の関心レベルや具体的なニーズを把握する手段がありませんでした。

解決策と成果: ライブチャット機能を導入し、特定のサービスページを閲覧している訪問者に対してプロアクティブにアプローチする仕組みを構築しました。チャットでの対話内容を分析し、見込み度の高い顧客を営業チームに自動的に引き継ぐワークフローも設定しました。

「従来の問い合わせフォームと比較して、チャット経由での問い合わせが3倍に増加しました。リアルタイムでの対話により顧客のニーズを詳しくヒアリングでき、営業チームへの引き継ぎ品質が大幅に向上しています。結果として月間のリード獲得数が40%増加しました。」 — TrustRadiusより(IT業界・マーケティング担当)

メリット・デメリット

メリット

  • 高精度なAI自動応答: 機械学習により67%の問い合わせを人間の介入なしで解決でき、24時間対応が可能
  • 直感的な操作画面: 技術知識がなくても簡単にチャットボットやプロアクティブメッセージを設定できる
  • 豊富な外部ツール連携: Salesforce、HubSpot、Slackなど100以上のツールとAPIで連携可能
  • 多言語対応: 40言語以上に対応しており、グローバル企業でも利用しやすい
  • 詳細な分析レポート: 応答時間、解決率、顧客満足度などKPIを可視化し、継続的な改善が可能

デメリット

  • 高い料金設定: 最低月額39ドルからで、中小企業には負担が大きい場合がある(代替案として無料プランのあるChatworkやZendeskも検討可能)
  • 日本語サポートの限界: UIは英語のみで、日本語でのサポートドキュメントが少ない
  • 複雑な料金体系: 顧客数に応じた従量課金制のため、成長企業では予算管理が難しい
  • 学習コストの高さ: 全機能を活用するには1-2か月の習熟期間が必要で、初期設定に時間がかかる
  • 日本の商慣習との相違: アメリカ製のため、日本特有のビジネスマナーや敬語表現への対応が不完全

競合ツールとの簡易比較

機能IntercomZendesk ChatChatwork
月額料金$39〜$19〜無料〜
AI自動応答高精度基本的なし
日本語サポート部分対応完全対応完全対応
外部連携100+50+限定的
導入の容易さ中程度簡単簡単

使い分けガイド:

  • 高度なAI機能とマーケティング活用なら Intercom
  • 日本語サポートと安定性重視なら Zendesk Chat
  • コスト重視でシンプルな機能なら Chatwork

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語に対応していますか?

A. チャットボットとメッセージングは日本語の入力・出力に対応していますが、管理画面(UI)は英語のみです。日本語でのサポートドキュメントも限定的なため、英語に不安がある場合は導入前に十分な検討が必要です。

Q. 無料プランはありますか?

A. 14日間の無料トライアルがあり、クレジットカード登録不要で全機能を試せます。ただし、トライアル期間終了後は有料プラン(月額$39〜)への移行が必要です。長期的な無料利用はできません。

Q. 解約方法や返金ポリシーを教えてください

A. 管理画面の「Settings」→「Billing」から いつでも解約できます。月払いプランは即座に、年払いプランは契約期間終了時に解約されます。返金については、年払いプランでも基本的に返金されませんが、サービス開始から30日以内であれば個別相談が可能です。

Q. データのセキュリティは大丈夫ですか?

A. SOC 2 Type IIやISO 27001の認証を取得しており、エンタープライズレベルのセキュリティ基準を満たしています。データは暗号化して保存され、EUのGDPRにも準拠しています。日本の個人情報保護法にも対応済みです。

Q. Salesforceや他のCRMツールと連携できますか?

A. はい。Salesforce、HubSpot、Pipedrive、Zendeskなど100以上のツールと連携可能です。顧客情報の同期、チケットの自動作成、リード情報の引き渡しなどが自動化できます。連携設定は「Settings」→「Integrations」から簡単に行えます。

Q. 導入にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 基本的なライブチャット機能であれば1日で導入可能です。AIチャットボットの学習とナレッジベースの構築を含めた本格運用には2-4週間程度を見込んでください。大企業での複雑なワークフロー設定の場合は、1-2か月の準備期間が必要になることもあります。


まとめ:Intercomは効率的な顧客対応を実現したい企業におすすめ

まとめ:Intercomは顧客対応の自動化と品質向上を両立したい企業におすすめ

  • 高精度AIにより67%の問い合わせを自動解決し、カスタマーサポートチームの生産性を大幅に向上
  • 月額$39から利用可能で、中規模以上の企業なら投資対効果を実感しやすい価格設定
  • 営業・マーケティング・サポートが連携して顧客体験を向上させたい企業に最適

→ Intercom 公式サイトへ

参考・情報ソース

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