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Intercom.com/)は、カスタマーサポートとマーケティングを一元化できるコミュニケーションプラットフォームです。しかし、料金体系が複雑で、実際にどの程度の費用がかかるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では以下について詳しく解説します:
- Intercomの最新料金プランと月額費用
- プラン別の機能比較と選び方
- 実際の導入・運用コストの目安
Intercomとは?

Intercomは、カスタマーサポートとマーケティングオートメーションを統合したSaaSプラットフォームです。2011年にアイルランドで設立され、現在世界中で25,000社以上の企業が利用しています。
Intercomの最大の差別化ポイントは、リアルタイムチャットからメールマーケティング、カスタマーサクセスまでを単一プラットフォームで提供していることです。他社ツールのようにチャットボット専門やメール配信専門ではなく、顧客との全タッチポイントを統合管理できます。
主な特徴:
- チャットボットとライブチャットの seamless な連携
- 行動データに基づく自動メッセージ配信
- カスタマーサポートチケット管理機能
- 顧客セグメント化とターゲティング機能
- 豊富なAPI連携(Salesforce、Slack等)
主要機能の詳細解説
Messenger(リアルタイムチャット機能)
Messengerは、Webサイトやアプリに設置するチャット機能です。訪問者の行動履歴やページ滞在時間を分析し、最適なタイミングでチャットウィンドウを表示できます。
例えば、料金ページに3分以上滞在しているユーザーに「ご質問はありませんか?」というメッセージを自動で表示し、購入前の不安を解消することで成約率向上につなげられます。AIチャットボットと人間のオペレーターをシームレスに切り替えられる点が、他のチャットツールにはない強みです。
Resolution Bot(AIチャットボット)
Resolution Botは、機械学習を活用した自動応答システムです。FAQ記事と連携して、顧客の質問に自動で回答します。人間では対応しきれない夜間や休日も、24時間体制でファーストレスポンスを提供できます。
具体的には、「パスワードを忘れました」という質問に対して、該当するヘルプ記事を提示し、解決しない場合のみ人間のサポート担当者にエスカレーションする仕組みです。多くの問い合わせを自動解決でき、サポート担当者の工数削減に大きく貢献します。
Outbound Messages(自動メッセージ配信)
Outbound Messagesは、顧客の行動トリガーに基づいてメッセージを自動配信する機能です。メール、アプリ内メッセージ、プッシュ通知など複数チャネルでアプローチできます。
例えば、無料トライアル登録から3日経過したユーザーに「まだ○○機能をお試しいただけていませんね。こちらの動画で使い方をご紹介します」といったパーソナライズメッセージを配信。オンボーディング完了率を大幅に向上させる事例が報告されています。
Inbox(統合受信箱)
Inboxは、チャット、メール、SNSからの問い合わせを一元管理する受信箱機能です。複数のサポート担当者が効率的に対応できるよう、優先度の自動判定やラウンドロビン機能を搭載しています。
チケットごとに顧客の購入履歴、過去の問い合わせ履歴、行動データが一画面で確認できるため、「以前もお問い合わせいただいた件ですね」といった文脈を理解した対応が可能です。平均解決時間の短縮と顧客満足度向上を同時に実現できます。
Articles(ナレッジベース)
Articlesは、FAQやハウツー記事を作成・公開できるナレッジベース機能です。Googleのような検索体験を提供し、顧客が自己解決できる環境を構築します。
記事の閲覧数や検索キーワードを分析し、「よく検索されるのに記事がないトピック」を特定することで、コンテンツ戦略の改善に活用できます。Resolution Botと連携すれば、チャットでの質問に対して関連記事を自動提案することも可能です。
料金プラン
Intercomの月額費用は利用するプロダクトとユーザー数によって決まります。2024年現在の最新料金は以下の通りです:
| プラン | 月額費用(年払い) | 含まれる機能 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| Essential | $39/月〜 | チャット、基本的なボット | スタートアップ・小規模チーム |
| Advanced | $99/月〜 | 高度なボット、A/Bテスト | 成長企業・マーケティング重視 |
| Expert | $139/月〜 | 全機能、高度な分析 | 大企業・カスタマーサクセス重視 |
※ 上記は1,000件の月間アクティブユーザー(MAU)あたりの価格
無料プランは2023年に廃止され、現在は14日間の無料トライアルのみ提供されています。年間契約では月払いと比較して約20%の割引が適用されます。
まずはEssentialプランがおすすめ
初回導入時は機能を把握するためにEssentialから始め、チャット対応が軌道に乗ったらAdvancedへアップグレードするのが効率的です。
従量課金の仕組みについて詳しく知りたい方は、Intercom公式サイトで最新の料金シミュレーターをご利用ください。
具体的な使い方・操作手順
Intercomを導入してチャットボットを設置するまでの手順を、実際のUI画面に沿って解説します。
1. アカウント作成とワークスペース設定
目的: Intercomアカウントの開設と基本情報の登録
Intercom公式サイトにアクセスし、「Start your free trial」をクリックします。メールアドレス、会社名、WebサイトURLを入力後、業種選択画面で最も近い業界を選びます。「Customer Support」「Marketing」「Sales」から主な利用目的を選択し、チームサイズを入力すれば初期設定完了です。
Tip: ワークスペース名は後から変更できないため、ブランド名や事業部名など分かりやすい名前を付けましょう。
2. Messengerの基本設定
目的: サイトに設置するチャットウィンドウの外観とメッセージをカスタマイズ
左サイドバーの「Settings」→「Messenger」を選択します。「Messenger settings」タブで、チャットバブルの色をブランドカラーに変更し、「Team intro」に会社名や営業時間を記載します。「Messenger behavior」では、チャットウィンドウを表示するタイミングを設定できます。
3. スクリプトコードの設置
目的: WebサイトにIntercomチャット機能を埋め込み
「Settings」→「Installation」でJavaScriptコードを取得し、サイトの</head>タグ直前に貼り付けます。WordPressの場合、テーマエディターまたは専用プラグインを使用します。設置後、サイトを開いて右下にチャットバブルが表示されることを確認してください。
注意点: コードの設置はサイト全体に影響するため、ステージング環境でテストしてから本番反映することを推奨します。
4. Resolution Botのセットアップ
目的: よくある質問への自動回答システムを構築
「Automation」→「Resolution Bot」→「Create new bot」を選択します。「Answer questions」テンプレートを選び、「What’s your refund policy?」のようなFAQを追加します。各質問に対する回答は、テキストまたは既存のArticle記事を指定できます。
5. 自動メッセージの作成
目的: 訪問者の行動に応じたプロアクティブなメッセージ配信
「Outbound」→「Messages」→「New message」で新しいキャンペーンを作成します。「Who should see this?」で、「pricing page visitors who spent more than 2 minutes」のようなターゲット条件を設定。「When should it be sent?」では、ページ閲覧から30秒後などのタイミングを指定します。
効果的な設定: 最初は送信頻度を控えめに設定し、CVRや離脱率への影響を確認しながら調整しましょう。
6. チーム招待と権限設定
目的: サポートメンバーの追加と役割分担
「Settings」→「Teammates」→「Invite teammates」でメンバーを招待します。「Admin」「Agent」「Viewer」から適切な権限レベルを選択し、担当するカテゴリやチャネルを割り当てます。営業チームには「Sales」タグの会話のみ、サポートチームには「Support」タグの会話のみが表示されるよう設定できます。
7. 運用開始とパフォーマンス確認
目的: 実際の顧客対応を開始し、効果測定を行う
「Inbox」で実際の問い合わせ対応を開始します。「Reports」→「Conversations」で平均初回返信時間、解決時間、顧客満足度スコアを定期的にチェックし、改善点を特定します。Resolution Botの回答精度が低い質問については、回答内容を見直したり人間対応にエスカレーションするルールを調整します。
活用事例・ユーザーの声
G2のintercomレビュー(2026年4月時点)では、3,755件のレビューが投稿されており、総合評価は4.5/5.0です。
活用シーン1:主な利用パターン(G2レビュー傾向より)
G2のintercomレビューでは、チャット・ボット・ヘルプデスクを統合が高く評価されています。 また、AI搭載のカスタマーサポートも頻繁に言及されています。
「インターフェースと機能がパワフルでありながらシンプル。大量のサポート対応も圧倒されずに処理できます」 — G2ユーザーレビューより
活用シーン2:導入効果(G2レビュー傾向より)
G2のintercomレビューでは、セグメント別のメッセージ配信による業務効率化が報告されています。
「Finのおかげで作業量が少なくとも半減し、膨大な工数を節約できました」 — G2ユーザーレビューより
活用シーン3:導入時の注意点(G2レビュー傾向より)
G2のPros & Consでは、**料金が高め(特にスタートアップ向け)**が改善要望として挙げられています。 また、機能が多く初期設定に時間がかかるも指摘されています。
G2ユーザー評価: 4.5/5.0(3,755件のレビュー、2026年4月時点)
高評価ポイント: チャット・ボット・ヘルプデスクを統合 改善要望: 料金が高め(特にスタートアップ向け)
— G2レビューページで実際のユーザーの声をご確認いただけます
メリット・デメリット
メリット
- ✓ オールインワン型の統合プラットフォーム: チャット、メール、チケット管理、マーケティングオートメーションを単一ツールで実現し、ツール間の連携不備や重複コストを削減
- ✓ 高精度なAIチャットボット: 機械学習により顧客の質問意図を正確に理解し、多くの問い合わせを自動解決。人件費削減効果が高い
- ✓ 豊富なインテグレーション: Salesforce、Slack、Shopify等300以上のツールと連携可能で、既存システムとの親和性が高い
- ✓ リアルタイム顧客データ分析: 顧客の行動履歴、購入状況、過去の問い合わせ内容を統合ダッシュボードで一元確認でき、パーソナライズされた対応が可能
- ✓ スケーラブルな料金体系: 月間アクティブユーザー数に応じた従量課金で、事業成長に合わせてコストを最適化できる
デメリット
- ✗ 高額な月額費用: 月額最低39ドルからで、MAU数が増えると月数百ドルになることもある。小規模事業には負担が重い場合がある
- ✗ 日本語サポートの制限: UIは英語のみで、日本語でのカスタマーサポートは提供されていない。英語での問い合わせ対応が必要
- ✗ 複雑な機能設定: 高機能な反面、初期設定が複雑で習得に時間がかかる。専任担当者の配置または外部コンサルティングが必要な場合も
- ✗ データ移行の難しさ: 他ツールからの顧客データ移行に技術的知識が必要で、APIを使ったカスタム開発が必要になることもある
- ✗ 従量課金の予測困難: MAU数の変動により月額費用が大きく変わるため、予算計画が立てにくい
競合ツールとの簡易比較
| 機能/ツール | Intercom | Zendesk | Freshworks |
|---|---|---|---|
| 月額費用 | $39〜 | $19〜 | $15〜 |
| AIチャットボット | ◎ | ○ | ○ |
| マーケティング機能 | ◎ | △ | ○ |
| 日本語UI | × | ○ | ○ |
| API連携数 | 300+ | 200+ | 150+ |
使い分けガイド:
- マーケティングとサポートを統合したいなら→ Intercom
- 日本語サポートを重視するなら→ Zendesk
- コストを最小限に抑えたいなら→ Freshworks
Intercomは高機能・高価格帯のポジションで、統合プラットフォームとしての価値を求める企業に最適です。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語に対応していますか?
A. UIは英語のみですが、チャット機能やナレッジベースでは日本語での入力・表示に対応しています。顧客向けの画面(チャットウィンドウ等)は日本語でカスタマイズ可能ですが、管理画面は英語での操作となります。日本語でのカスタマーサポートは提供されていません。
Q. 無料プランはありますか?
A. 現在、無料プランは提供されていません。14日間の無料トライアルで全機能をお試しいただけます。トライアル期間中はEssentialプラン相当の機能が利用でき、クレジットカード登録は不要です。期間終了後は自動的に有料プランへの移行が必要になります。
Q. 解約方法と返金ポリシーは?
A. 管理画面から24時間いつでも解約可能です。「Settings」→「Billing」→「Cancel subscription」で手続きできます。年間契約の場合、途中解約時の返金は原則行われませんが、サービス障害等の場合は個別対応となります。月間契約なら次回請求日前までに解約すれば追加費用は発生しません。
Q. セキュリティやデータ保護は大丈夫ですか?
A. SOC 2 Type II認証取得済みで、GDPR・CCPAにも準拠しています。データは米国とEUのデータセンターに暗号化して保存され、不正アクセス防止のため多層セキュリティを導入。顧客データの所有権は利用者にあり、Intercomがマーケティング目的で使用することはありません。
Q. 他のツールとの連携は可能ですか?
A. 300以上のツールと連携可能です。主要なCRM(Salesforce、HubSpot)、コミュニケーションツール(Slack、Microsoft Teams)、EC プラットフォーム(Shopify、WooCommerce)との連携は標準で用意されています。カスタム連携が必要な場合は、RESTful APIとWebhookを活用できます。
Q. 導入にはどの程度の時間がかかりますか?
A. 基本的な設定なら1〜2日で完了します。スクリプト設置、チャットボット設定、チームメンバー招待までは初心者でも半日程度。高度なワークフロー設定やAPIカスタマイズを含める場合は1〜2週間程度を見込んでください。Intercom社の導入支援サービス(有料)も利用可能です。
まとめ:Intercomは統合型カスタマーエンゲージメントを求める企業におすすめ
- 月額39ドルからの料金体系で、MAU従量課金によりスケーラブルな運用が可能
- AIチャットボットとマーケティングオートメーションを統合し、顧客体験の一貫性を実現
- 英語UIだが日本語コンテンツには対応、グローバル展開を目指す企業に最適
参考・情報ソース
この記事の情報は2026年4月時点のものです。最新の料金プランや機能については、各サービスの公式サイトをご確認ください。
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